神奈川県教科研究会理科部会物理研修会・天文講演会

デビッド・アッシャー博士「しし座流星群」について語る

2002/01/09 慶應義塾大学理工学部創想館・マルチメディアルーム


 デビッド・ジョン・アッシャー博士は、英国北アイルランド・アーマー天文台と岡山県美星町・スペースガードセンターの研究員を兼任している。35歳の若き天文学者である。

 過去数年にわたり、しし座流星群の大出現を驚異的な精度で予報して注目されていたが、2001/11/19未明、彼の予報の通り、日本を中心とする東アジア一帯に流星雨が降り注いで国内を沸かせ、わが国でも一躍有名人となった。

 理科部会の招きで慶應大学を訪れ、アクションを交えながら、精密な軌道計算による流星雨予測の理論について、熱っぽく語ってくれた。

 軌道上のダストが、回帰ごとに拡散していく様子を説明する博士。過去の観測をもとに、ダスト・トレイルの黄道面との交点を精密に割り出し、地球がそこにさしかかる日時を求める。

 講演後は聴講者の求めに快く応じて、サインや記念撮影につきあってくれた。大変気さくな方である。

 筆者も、記念に握手してもらった。思ったよりずっと小柄な体格だった。

 主催者の理科部会物理研修委員ならびに横浜物理サークルの面々との記念撮影。手にしているのは、青少年センター天文課の宮崎さん(博士の左隣)がプレゼントしたしし座流星群の写真。講演会参加者は100名近くに達し、部会の講演会としては空前の記録となった。まさに「時の人」である。

協力団体へのリンク
ブリティッシュ・カウンシル
日本スペースガード協会

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