小惑星探査機「はやぶさ」のペーパークラフト

 「はやぶさ」(MUSES-C)は2003年5月9日に文部科学省宇宙科学研究所(ISAS)のM-Vロケットによりにより打ち上げられ、小惑星1998SF36「イトカワ」をめざして飛行中です。わが国では4番目の人工惑星となりました。
 「はやぶさ」は世界ではじめてイオンエンジンを主推進機関として航行し、2004年5月ごろ再び地球でスイングバイ、2005年夏にターゲットの小惑星に到着してランデブーしながらサンプルを採集、同年冬に軌道を離脱して、2007年夏に地球に帰還することになっています。成功すれば、月以外の天体からは世界ではじめてのサンプル採取が実現します。
 小惑星「イトカワ」に近づいた「はやぶさ」は小惑星の表面にはぴょんぴょんはねて表面を探査するバッタのようなローバー「ミネルバ」とともに、ターゲットマーカーを投下。これを目印に自律航行して下の模型のように表面すれすれまで降下してサンプルホーンを接地し、その瞬間に弾丸を撃ちだして舞い上がった破片を採取します。サンプルは側壁にとりつけられているカプセルにおさめられ、地球大気に突入して回収されます。
 ターゲットマーカーには「星の王子さまにあいにいきませんか」キャンペーンに応募した世界88万人の名前を刻んだ銘板が内蔵されており、小惑星上で永遠のモニュメントとなります。


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