プラズマライト

 暗闇で妖しげに光る球体。青白い光条がまるで生き物のようにうごめきます。ガラス球に指を触れると、指に吸い寄せられるように光条が集まってきます。しびれたり熱く感じたりはしません。見ていて飽きない「癒し系」のオブジェです。東急ハンズで¥2980。


 ガラス球の内部は真空に近く、ごく希薄な不活性ガス(アルゴンまたはキセノン?)が封入されています。中心球とガラス(アース)との間には約2000V、数十kHzの高周波交流電圧が加わっています。中心球から放出された電子が高電圧で加速され、気体原子に衝突して電子をたたき出し、次の衝突を引き起こすという雪崩現象がミニ稲妻を作り出します。ガラスの外から指を触れると、ガラスをはさんでコンデンサーが形成され、高周波交流が流れやすくなるため、放電が集中します。この場合、人体も含んだ回路が形成されますが、電流が微弱であることと、高周波交流電流はほとんど体表を通過することから、感電の心配はありません。


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