電子体温計の構造

 電子体温計は全体がプラスチックでモールドされていて、簡単に分解はできませんが、実験室の展示用に、むりやりヤスリで削り取って中味が見えるようにしてみました。

 表側。中央に液晶表示器があります。心臓部のICはその下に隠れています。左側にボタン電池が見えます。

 裏側。圧電ブザーの振動子は取り外してあります。中央にその電極が見えています。左端にリードスイッチがあり、磁石を近づけると回路が切断され、リセットされるしくみです。格納箱に磁石が仕込んであります。
 先端部分をルーペで拡大してみました。黒い長方形のチップが、温度センサーのサーミスタです。温度によって抵抗が変化するのを利用して体温を測るわけです。


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