秋も深まってきました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。

 前回の例会は大同工大の藤田先生に電気の講演をしていただき、厚く御礼申し上げます。

 最近、「動燃 核燃 2000年」(リベラルタ出版)を書店で見つけました。95年の「もんじゅ」事故を導入部にしながら、年間1500億円以上の予算を使い、2800人の職員を動かしながらも、現場は下請けまかせ、巨額の税金を大企業にばらまくトンネル機関と化した姿を明らかにしています。

 福井、福島両県がプルマーサル(プルトニウムをウランと一緒に稼働中の軽水炉で燃やすこと)受け入れに前向きの姿勢を示していますが、本書ではこれが技術的にも経済的にも難点だらけの代物であることを詳しく解明しています。

1998年9月23日例会の記録




問 図のように豆電球、モーターを直列につなぎ、電圧を1.5Vずつ順々に増やしていきます。電球の明るさはどうなるでしょう。

(実験結果)電圧を上げると、モーターの回転数が増加し、モーターが、電流の起電力を打ち消す向きに発電(逆起電力という)するので、電圧を20(V)くらいまで上げても、電球はつきません。モーターを手でとめると瞬時に輝き、球は切れます。逆起電力の威力を示す実験です。



・慣性モーメント 回転中の容器におもりを並べ、支えをはずすとおもりは中央へ移動。?が大きくなる(スケートのスピンと同じ)


問 左の装置を作り、支えの手をはなし、おもりを加速運動させます。板の右側はどう動き出すでしょう。

(a上へ、b不動、c下へ、d振動)

(結果) a 加速運動している時の張力をTとする。

mg<T<2mg。直線的には、エレベーターが下る時と同じ。


横波?縦波?