2001年12月8日の例会の記録の2ページです


音波発信機・受信機
(臼井さん・清水さん)
 超音波マイクを使って、周りの超音波をひろい、それを可聴音に変え聞こえるようにする装置です。(下写真左の装置)数メートル離れていてもちゃんときけます。コウモリが出す超音波なども聴くことができます。これに加えて、音を超音波に変え超音波スピーカーから出す装置もつくりました。(下写真右の装置)。この2台で超音波を使った通信が可能です。見えない波を使う情報伝達がまたひとつ可能になりました。


錯視
(山岡さん)
 韓国での会議以降、錯視の発表が続いていますが、これはその図形版。厚紙で作れるので、簡単にできます。立方体に見えますが、実は中央部がへこんだ図形。なぜかだまされてしまいます。穴に棒を通すと、さらに混乱。片目で見たほうが錯視効果がおおきいです。色とか模様で効果が変わると思いますが、研究の余地がありそうです。

1気圧下でプラズマ
(山岡さん)
 土岐の核融合研究所の一般公開でのデモの再現。三角フラスコに、いろんな物質を入れ、シャープペンシルの芯を数本その上に載せておきます。電子レンジに入れて加熱するだけ。数秒後に物質が気化しプラズマ状態になって、三角フラスコの口にたまります。
(長時間の加熱は危険!)。
 電子レンジをつかった炎色反応といえます。いろいろな物質でどんな色がでるか試してみると面白いですね。
(食用に使わない電子レンジで試してください!)
食塩

塩化バリウム
塩化リチウム

スターリングエンジン
(戸田さん)
 ビーだまと試験管と注射器を使ったスターリングエンジン。工業高校の先生がキット化してくれたもので、滑らかに動きます。ついでにアルコールランプも手作り。廃品利用は進んでいます。

仕事と熱
(川田さん)
 ミキサーで水をかき混ぜ、どれだけ温度が上昇するか、きちんと調べてみました。消費された電力の44%が仕事になり(この場合、水の熱になっています)
残りはモータでの発熱などになっているようです。
 


トランジスタ物語
(臼井さん)
 トランジスタの動作原理を模型と実物と紙芝居でまとめてみました。
 ベース電流の変化がコレクタ電流に変化を及ぼす理由を、たくみな話術と模型で説明し、実物でそれを確認する。こんな授業だったら生徒も理解しやすい・・・・

白色ダイオードで3原色の混合
(奥谷さん)
 白色ダイオードで、3原色の光度を変えられるようにしてあります。可変抵抗で光度を変えてちょうど白にすることができます。その他の色もつくれます。生徒一人に1台あると、色作りの授業ができそうです。小学生のほうが楽しんでくれるかも・・・

旋光
(奥谷さん)
 砂糖水をガラス容器に入れ、1枚の偏光板を蓋に固定してあります。もう一枚の偏光板を蓋に重ねた場合と底に置いた場合を比べると、確かに角度が変わります。
 偏光板があれば簡単にできますね。

全反射
(奥谷さん)
 写真を見れば一目瞭然。水中にいれたカードの絵や字が、水中で見るときと取り出したとき
では違う。これは楽しいですね。
 なぜこうなるか、でまた議論噴出。最終的には袋のビニールで全反射が起こっている、とな
りましたが・・・・。

 あれっ! 31じゃないの?
 コップの中身が消えた!

速球王
(近沢さん)
 速球王(運動の時間や速度をはかる器具)は電池が切れるともう使えませんでしたが、それではもったいないと再生法をあみだしました。
(1)縫い目をはがす(タイマーの表示窓が見える部分だけでよい)
(2)マイナスドライバーやカッターで表示窓の部分をえぐり出す
(3)下のほうに電池が現れるので、交換
(4)表皮(?)を接着剤などでつける。(テープでとめてもいい)

 これで生き返ります。ものは大事に使いましょう!

静電振り子、巨大タイプ
(近沢さん)
 アルミホイルをはりつけた発砲スチロール球をいとで吊り下げます。ダンボールの側面に、アルミホイルで電極を作ります。前面はのぞき窓。
 電極に高電圧をつなげば静かに動き出します。
 大きいと迫力ありますね。


フランクリンモーター
ハミルトンの風車

(近沢さん)
科教協のお楽しみ広場での作品を再現。
 いずれも高電圧発生装置につないでつかいますが、ピンポン玉がくるくる回るのは驚きです。なぜ回るのか、いろいろ意見が出ましたが、確定的なことはわからず。
 本当に面白い現象ってたくさんありますね。
フランクリンモーター

ハミルトンの風車

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