2002年5月11日の例会の記録の第2ページです


東海豪雨被水害地域の地図の紹介
(戸田さん)
 東海豪雨で水害にあった地域を表わした地図です。これを見ると危ない地域が(?)
すぐわかります。

WebページデータのCD
(戸田さん)
 戸田さんのWebページのデータをCDに焼いたものです。メリーランド大学のページのデータもあります。(一部英文)
もちろん、メリーランド大学からデータ利用の許可を得ています。

 戸田さんのWebページのアドレス
  http://www.tcp-ip.or.jp/~tsu-toda/

職人さんの道具カタログ紹介
(戸田さん)
 あまり一般的に出回っているカタログではありませんが、私達にも役に立つ道具がたくさん。インターネットで少量でも申し込めるようです。

廃物CD利用のこま
(奥谷さん)
 いらなくなったCDがたくさんありませんか。
 中央の穴にビー球を入れて、こまにしました。

 さらに、大きい面積部分を利用して、渦巻き模様(ジュリーアンドラスの回転版)。回るこの模様をずっと見た後で、手のひらなどを見ると、像がゆれてきます。(中にはゆれて見えない人もいるそうです)
 また、回転数がわかるパターンも作りました。
 蛍光灯の下で、これを回すと、60Hzのところの円周が静止したもようになります。他の円周は模様が動いて見えます。

 

リモコン信号をラジオで聞く
(奥谷さん)
 テレビやビデオのリモコンは赤外線を利用していますが、その信号は規則的なパルスです。
 このパルス信号の高調波をラジオで聞くことができます。受信をを中波放送がない周波数位置にしておいて、リモコンを動作させると確かに信号が聞けます。どの周波数で信号強度が高いかまでは調べられませんでしたが、私たちの周りには、いろんな信号があふれているんだ、ということを実感させる事実でした。

ガリレオ温度計
(奥谷さん)
 インテリアとして使えるガリレオ温度計。普通は(?)教材屋で購入するものだと思っていましたが、何と近所のスーパーでお値打ちな値段で販売されていたそうです。理科教材が一般的になってきた証拠と考えていいんでしょうか・・・・???

生徒実験を面白くする方法
(奥村さん)
 熱気球コンテストなど、生徒を実験に夢中にさせる術にたけた奥村さんの秘伝を披露。
 教科書や実験書などは、普通、実験方法を細かく指示しているが、逆効果である。必要な道具をそろえておいて
方法については、生徒に考えさせる。
 考え出すと、班ごとに違った工夫をするので、必要なものはすぐ使えるようにそろえておく。
 実験方法の意味を理解することで、生徒同士も互いに学習になる。
 なかには、教師が驚く工夫が生まれることもある。
 
 よく考えてみると、これって私達がサークルでいつもやっていること・・・・・・。
 


シャーペンの芯でアーク灯
(前田さん)
 シャープペンシルの芯に、右のように細い銅線を巻きつけ、2本をわずかに離して厚紙に貼り付けます。
 
 2本に100Vをかけるのですが、このまま2本を接触させるとショートしてしまいますから、回路に電球をはさみます。
 2Aぐらい流れればよいとのことですから、それにあわせて電球を選びます。

 最初、電極をうまく接触させてやればアークがともります。段々明るくなっていきます。

並列共振を生徒実験で
(前田さん)
 並列共振はなかなか理解しづらいテーマです。生徒実験で自分自身で結果を確認しながら理解できればいいのですが、道具をそろえるのが大変。そこで、電源トランスで可変インダクタンスのコイルを作成してみました。鉄板をはずして、接着させ、取り外し自由にします。
 これなら値段はそんなに高くない。 あとはコンデンサと豆電球、交流電源。 



映像記録に残そう!実験リスト
(前田さん)
 20世紀のサークルでの物理実験の映像記録を残そう、という趣旨で、記録すべき実験のリストを示してくれました。
 「いきいき物理わくわく実験」の本では記録として残っていますが、実物の映像が与える印象も価値あるものになるでしょう。
 全部で508実験。全部記録するには膨大な作業量が予想されますが、ブルドーザーなみの前田さんの馬力で進めていってもらいたいものです。貴重な記録になると思います。

生徒も作れるマックスウェルのこま
(山本さん)
 山本さん得意のマックスウェルのこま。プリンの空き容器と竹串、おもりとして糸はんだ(はりがねでもいいようです)で簡単にできます。
 ゴルフのティーの先で回せば、竹串の軸が触った物のふちに沿って動きます。

 これなら材料費もほとんどかかりません。生徒実験でもつくれそうです。
 上手に作るためには、重心を回転点に持ってこなければなりませんから、いやでも重心を意識しなければならなくなります。体で物理概念が感じられます。


簡単万華鏡
(山本さん)
 プラスチック鏡を3角柱にしたり、4角柱にしたりして、断熱材でくるみます。もちろん、光をさえぎれば何でもいいのです。反対側にビー球を入れて覗くと、なかなか幻想的な図がみられます。

 ここで問題です。
 3角柱で作った万華鏡の1枚分を黒い紙でおおうと、どんな図が見えるでしょう。
 出来上がっている万華鏡では実験しにくいですが、これならすぐできます。
 答えは・・・・・。
 やってみてください。

   [前ページへ]                   [次ページヘ]