2003年2月11日の例会の記録の第2ページです


ブルースターおまえもか!?
(山本さん)
 反射光が偏光していることは、偏光板の実験でよく使いますが入射角によって偏光の割合が異なり、偏光角があるという実験はあまりやられていないようです。 これを確認する装置を作りました。右は懐中電灯。左の観察用の筒に偏光板が回転できるようにつけてあります。これでいろいろな角度での反射光の偏光の様子が確認できます。
 屈折光も偏光していることを示す装置です。スライドグラスの両端にセロテープを張り、10枚重ねたものを筒にいれ、偏光板で覗きます。偏光板を回転させることでガラスを透過してきた屈折光が偏光していることが確かめられます。 



苦労して作った装置。
 でも、装置を使わなくても、スライドグラスを数枚手に持って傾け、偏光板で覗くことで(手で偏光板を回転)反射光や屈折光が偏光していることはわかります。
( Simple is best ! )
 これを発見した山本さん、これまでの苦労は何だったのかと慨嘆!。

 でも、手で持っては定量的な測定はできませんから、装置は決して無駄ではありませんよ。

簡易版「つまみーな」
(飯田さん)
 清水さんが前回の例会で発表した「つまみーな」。清水さんはいろいろな角度のものをたくさん作りましたが、そんなにたくさん作るのは大変、ということで、ひとつでいろいろな角度にできる簡易版を作りました。不精な方に最適!
 竹ひごで角度を保ちます。

 ところで、つまみーなをもてる角度は何によって決まるでしょうか。

 この角度は指と板との最大摩擦角(μ=tanθ)θの2倍である、と考察しましたが・・・・
<ただし、横向きの場合です。上下向きのときは重力が加わって、話が込み入ってきます>



ホームページ開設しました
(飯田さん)
 自分のホームページを開設しました。まだ未完成ですが、ぜひ見てくださいとのことです。
 自分の学校の生徒も見てくれているようです。
 これから時間をかけてしっかりしたものにしていくと決意をみなぎらせていました。
 URLは以下の通り
  http://homepage3.nifty.com/yoiidea/index.html

蟹のつめ
(伊藤さん)
 ストローでつくる抱きつき人形から、ヒントを得て蟹を作りました。
 糸でストローが曲がる、これは外骨格の動きそのもの、そこで外骨格をもつ蟹さんに目をつけたそうです
(なぜ海老さんではいけなかったのかは聞き漏らしました)

 糸を引くと蟹のはさみが開きます。本当の蟹も筋肉を動かすことではさみを開くそうです。筋肉を休めるとはさみは閉じるようになっているのですね。

 お子さんが、同じくストローを使ってアノマノカリス(古生代初期の生物)の動く模型を作ったそうです。


(杉本さん)
 昔、ハンガリーで買った土産用の鞭だそうです。うまく鳴らすには技術が必要なのだそうですが、これを真似て鞭を作ってみたところ、本物より高性能な鞭ができたようです。
 木の棒と犬の散歩用の紐(太と細)、それに先端用には荷造り用のビニール紐。

 振り方は
(1)紐が一直線に鳴るように振り上げる
(2)手を振って紐に波を素早く送る
(3)先端が猛スピードになり、衝撃波が発生し、パンと鳴る。

 棒を振ることにより、太い紐に波ができ、細い紐に伝わる際に
速くなり、先端ではもっと速くなり・・ということで先端が音速を超えて衝撃波を発生させているようです。
(先端がないと音が出ない!)

 本当に音速を超える速さになっているか、何らかの方法で調べられると面白いですね。

大型クリップモーターU
(井階さん)
 前回の例会で川田さんが発表した大型クリップモーターを製作しました。
 回転部分は2つのコイルでできていて、接点は2つあります。反対向きの力を受けるように巻いてあるので、接点で右左右左とタイミングを合わすことで、振動をさせられます。もちろん回転もさせられます。
 振動と回転ができるように進化しました。

東海地震についての取り組み
(戸田さん)
 自治会で東海地震学習会を開催したさいの資料を説明してくれました。
 地震と建物の揺れ方、濃尾平野の歴史、地盤の強さを何で調べるか、
など内容が多岐にわたっています。


分子模型
(戸田さん)
 発泡スチロール球をつかった分子模型の発表です。
いろいろな分子の形の特徴が一目でわかります。
右下は、ダイオキシンの分子模型。ベンゼン環があるとダイオキシンができやすそうだということが形から推測できます。
 圧巻は水分子(氷)模型。(下写真)
 横から見ても6角形がよくわかります。

 それにしても、カットから色塗り、接着まで大変な労力です。

 4月からは時間ができそうなので、希望者には低額で作成サービスをしますとのことでした。


南極の石
(井階さん)
 所蔵の南極の石です。右は火山弾だそうです。穴だらけで軽く見えますが結構重いです。
 南極にも火山があるのですね。

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