2004年7月11日の例会の記録の第2ページです


新歯車楽器
 (戸田さん)
 金属製の丈夫な歯車楽器の組み立てセットを開発しました。
 1オクターブ分の歯車と支持台がセットになっています。
 
 モータにつないで回転させれば、歯車の慣性が大きいので、少々の抵抗では回転数が変化しないので、少々分厚い名刺などの紙で十分演奏できます。
 回転軸に磁石などをつけておけば、ピックアップで磁場の変化を拾えます。 光を当てれば、太陽電池などで光量の変化がひろえます。

 ともかく1つあると振動の学習に大変役立ちます。
  

屈折率が同じだと
 (戸田さん)
 ガラスでできた熊さんの人形を水あめの液(左)とサラダ油(右)に入れました。
 屈折率が近い値なので、熊さんが透明に見えます。
 ピッタリ同じであれば、透明人形になれますね。                          

光ピックアップ
 (川田さん)
 弦にレーザー光線を当て、反対側に太陽電池を置き、レーザー光があたるようにします。太陽電池をアンプの入力に入れます。
 この状態で弦を弾くと、何とアンプから音が聞こえます。
 光通信でよく太陽電池を使いますが、わずかな弦の振動もちゃんと捕まえられるのですね。

 弦の振動で光の通過量が変わるので、その信号を太陽電池が捕らえていると考えられます。
 それなら他の光源ではどうかと、白色LEDの光で写真のように実験してみました。
 ちゃんとアンプから聞こえます。
 光ピックアップといえそうですね。

新光の三原色装置
 (飯田さん)
 すでにおなじみの光の三原色装置を新たなバージョンに進化させました。

 ランプにハロゲンランプを使っています。光量が多いので少しくらい明るくても3原色の混合の結果がよくわかります。

 3つの色が重なる中心が白くなっていることがよくわかります。
 物の影に色がつくこともよくわかります。

 最大の特徴は、部品に分解できて、コンパクトにしまえるということです。

 作品が多くなると収納に困りますから、こういう工夫は大事ですね。

 

穴を通して見ると
 (奥村さん)
 穴を通してみると違った色が見えます。

 表面が青い発砲スチロールと黄色のものとで立方体をつくり、写真のように小さな穴を開けます。
 この穴から向こう側を見ると、何と青い表面のはずなのに緑に見えます。

 不思議ですね。
 どうしてこうなるのでしょうか。

 黄色の表面で反射した光を青の面に当てると同じように緑に見えるはずだそうです。
 写真でははっきりしませんでした。              

乾電池で高電圧をつくる
 (山岡さん)
 このところ高電圧装置に力を注いでいる山岡さん。教室で高電圧を扱うには、感電しても命にかかわらないような装置にする必要がある、ということで、12Vで500Hzの発振をさせ、それをイグニッションコイルで昇圧整流し、その出力をマルクス回路に入れています。
 
 右は全体構成。
 この装置の出力は、理論的には21万Vぐらい出るそうです。
 

 発振回路と昇圧整流部。

21段のマルクス回路
  
  出力の高圧放電がストロボ用の放電管に来るようにすると、放電すると管が光ります。
  人間に落雷が落ちるかというモデルとして使えそうです。
  不導体の容器で囲っても落雷を防げません。導体で囲まれた容器が被雷を防ぎます。

さわれる竜巻
 (伊藤さん)
 円筒容器の中での竜巻作成に成功している伊藤さん。
 今度は、さわれる竜巻発生装置を作り上げました。

 穴のあいた柱で、穴から空気を噴出しエアーカーテンにします。底からはフォグマシンからの煙を出し、天井ではコンピュータ用のファンを回します。
 
                    

 装置の全景

 穴から空気が出ます。
   
 底から出てきた煙は、エアーカーテンによる回転と、天井のファンの吸い上げによる上昇流でとぐろを巻き始めます。
しばらくすると見事な竜巻が発生します。
 竜巻を手で触ることが可能になりました。
 炎を置いたら?、という意見が出たので、ファンをはずし、エアーカーテンだけにして早速実験。
 炎はとぐろを巻き始めました。ただ上空高く炎の竜巻、といわけにはいきませんでした。

 

   [前ページへ]