2007年12月9日の例会の記録の第2ページです


 三路回路・四路回路 成相さん  
  階段の上と下で同じ照明の点滅をするスイッチがありますね。あれを三路回路といいます。授業で生徒にその回路を考えさせました。1時間で答えを出す生徒がたくさんでたようです。力がありますね。

 その模型を持ってきてくれました。クリップがスイッチです。この働きを三路スイッチといいます。下の写真は実物の三路スイッチです。切り替えが中間地点でとまらないようにばねが使われています。
       
 中央の銀色の部分がクリップと同じ働きをします。

  三路スイッチが2箇所で使われています。
  では一階、二階、三階の3箇所で、同じ照明の点滅をする回路はどうすればよいでしょうか。これはちょっと難しくなります。
        

  3箇所以上で同一の負荷を点滅させるためには 四路スイッチが必要になります。


 実物の四路スイッチです。下図の2つの状態を切り替えるようになっています。
         

 不思議なドア (船橋さん  
 ものづくりハンドブックにあった、不思議なドアのお話です。

 3人の子供(?)が並んでいますが、左のベー(名前です)を中央に持っていくことができます。
 ドアを閉じてからおまじない(?)をしてドアを指ではじきます。再びドアを開けると、ベーが真ん中に移動しています。これは不思議!


 よく見ると3人の構成が違っています・・・・・
 (詳しくは本を見てくださいね)

 もともとは名古屋の平針小学校の田岡道吉さんの作品のようです。
 偏光板であそぼう (船橋さん  
 仮説社のサイエンスシアターシリーズの「偏光板であそぼう」に載っていた液晶に関する面白い現象を紹介してくれました。


 電卓の表示窓のカバーを開けると、数字が見えなくなります。カバーが偏光板になっているのですね。向きが直交する偏光板を置くと数字の見え方が変わります。



 液晶の上に方解石の結晶を置くと複屈折によって数字が2重に見えます。
 さらにその上に偏光板を置くと片方のみ見えます。

 下の写真は方解石の結晶模型です。

 白はCa、黒はC、赤はOです。













 直行する向きの偏光板を置くとそれぞれ片方のみ見えます。
 偏光の現象について、見え方の質問が出ると何箇所かで説明会が始まってしまいました。説明し出すと止まらないメンバーが多くいますので仕方ないのですが・・・・・。

 井階さんがOHP用の偏光板を出してきてくれました。少々懐かしいものですが、若い人には珍しかったようで、使い方や効果についてまた説明が始まってしまいました・・・

 回転する超伝導体 (川田さん  
  磁性の研究を進めている川田さんが、回り続ける超伝導体を見せてくれました。

 鉄管の内側に四角いネオジム磁石を敷き詰めました。全部で58個。赤はN極です。
 
 超伝導体は内部に磁場を入れない性質を持ち(これをマイスナー効果といいます)ますが、ある種の超伝導体は、強い磁場中では一部の磁場を物体中に取り込みます。(第2種超伝導体)
 
 このとき磁束が超伝導体中の不純物などに固定されるピン止め効果が起こります。この効果は、いわゆる「磁気浮上」現象で重要な役割を果たします。

 このピン止め効果で、超伝導体が管内をぐるぐる回るそうです。

 残念ながら液体窒素などはすぐには準備できないので実演はまたの機会に、ということでした。








 磁石を接着剤で固定します。

 白い物体は、綿にくるまれた超伝導体です。

 指南杓 (川田さん  
 磁石という言葉はどうしてできたのでしょう。
 中国では慈州で産出する石が鉄(砂鉄)をひきつけるということで、慈州の石→磁石となったようです。現在では安陽の近くの磁県という地名になっています。

 漢代に作られた指南杓というものがあります。写真はその模型。杓を回すと南をむいて止まります。磁針と同じ仕組みですが、昔の人は面白い形にまとめたものですね。



         

 磁化率の測定法2 (川田さん  

 2006年12月10日(日)の例会での発表「磁化率の測定法」の続きです。

 前回は強力磁石で磁場を作りましたが、小型の磁石で磁場勾配があったほうが測定しやすいことを発見しました。あと、土台も頑丈にしました・・・。
 
 中央の紙コップと資料を千分の1グラムまで測れる電子天秤に載せ、資料とネオジム磁石との距離を一定にして天秤の目盛りの変化を読みます。

資料 磁化率χ〔×10-5 相対値 実測値〔gw〕 実測相対値
Al +2.3 +1 0.080 +1
Cu -0.94 -0.41 -0.029 −0.36
Pb -1.7 -0.74 -0.52 −0.65
-0.88 -0.38 -0.028 −0.35
      +は常磁性、−は反磁性を示している。

 簡単な道具立ての割にはまあまあの値が得られています。

 

 磁性の実験−キュリー温度と反磁性 (川田さん  
 強磁性体が常磁性体に変化する転移温度をキュリー温度といいますが、この存在を示す簡単な実験の紹介です。
 
 磁化した釘にクリップをくっつけます。釘とクリップを加熱します。しばらくすると2つは離れてクリップは落下します。
 落下のときの釘の温度がわかるといいのですが・・・・・
 
 次は反磁性を示す簡単な実験です。
 トマトを竹ひごにさし、糸でバランスをとります。片方のトマトに強力磁石を近づけます。トマトは磁石に反発して逃げていきます。
 ただ、これから水の反磁性を決めるのはやや強引かも。トマトの反磁性は確かですが・・・・・・・・。

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