コードレス電話(子機) このPageを元に何かを分解して修復不可能になっても、責任は 取れません。分解はあくまでも、セルフリスクが基本です。

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 最近は、コードレス電話も珍しくなくなりました。僕の家でも使っています(図1)。ある日、コードレス電話を使っていて、どうやって充電しているのか不思議に思い、分解してみました。例えば携帯電話のように、接点があって充電しているのならいいのですが、まったくそれらしき物が見あたらないので、不思議に思ったわけです。

左から図1〜5

 充電器と本体を見ると、何やら注意書きがはってありました。どうやら、底の部分(図2)に仕掛けがあるようです。ネジをはずそうとすると、+でも−でもない特殊なネジ(図3)が使われていました。携帯電話もそうですが、通信機関連はこのようなネジが多いです。まずは充電器から分解しました(図4)。図5は充電器の充電回路。コンセントの100Vにつなぐので、ヒューズがついていますね。

 さて、充電器の底の方からは、図6(表)/図7(裏)のようなものが出てきました。図6には、コイルがありますね。いよいよ電話機本体(図8)を分解します。小さなフタをはずすと、充電池(白色)が見られました。さらにはずすと、さっそく基板が見えました(図9)。ここで、基板の下の方を見ると、ここにもコイルが(図10)。

左から図6〜11

 先ほどの図6のコイルとの位置関係を示すと、図11のようになります。充電器側のコイルでは、コンセントの電気を使って、磁気を発生させます(図中、下のコイル)。一方、コードレス電話側のコイルは、充電器コイルからの磁気を受けて電気を起こし(発電し)、充電池に蓄えるわけですね。非常に良くできていますね! 中学校の理科の授業で出てきた、”電磁誘導(でんじゆうどう)”がここにも使われているわけです。

 電話のフタ(手の平側)の裏側を見ると、着信などを知らせるスピーカーが付いていました(図12)。基板を全部はずすと図13のようになっていました。結局、図13で見られるような、基板一枚に必要な物はまとめまっていて、あとはスピーカーなどをつけたすだけでできあがっているんですね。図14は通話の時に声を聞くスピーカー。その周りには、磁気漏れ防止(?)のシールが貼ってあるのが見えました。

左から図12〜16

 数字などのボタンも、簡単な仕組みです(図15)。基板の方には、金色の接点があります。ちょうど櫛の歯のようなものが、互い違いになっています。それが二組あって、( )のような形に見えていますね。一組の(をよくみると、櫛の歯が見えます。この上に、図中左側の黒い導電性のゴムが乗っかっているわけです。そのゴムに、上から力を加える(=数字ボタンを押す)と、櫛の歯のあいだがつながった状態になるわけです(図16)。なお、( )の間に見える小さなぽっちは、暗いところでも数字が見えるようにするLED(発光ダイオード)です。これが光るおかげで、数字のボタンが黄緑に光って見えるわけです。


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