Cyber-shot DSC-F55K

Sonyの動画デジカメ、DSC-F55。前回のDSC-F3とも徹底比較!

このPageを元に何かを分解して修復不可能になっても、責任は取れません。 分解はあくまでも、セルフリスクが基本です。

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 Cyber-shotの名前で親しまれている、Sonyのデジカメシリーズ。著者も関連MLに入ったり、分解してしまうほど愛用して(?)います。このシリーズは、旧来のF1〜F3という、35万画素クラスのシリーズと、99年4月に発売した210万画素クラスがあります→F3の分解。まずは、大きさ比べをしてみましょう(図1〜7)。

左から図1〜図7

 こんどは、本題のDSC-F55Kの分解です。

左から図8〜12

 本体の正面図は図8。前側のフタからはずして行きます(9/10)。フタの裏側には、時計などのバックアップ用の電池がありました(11/12)。13/14/15で分かるように、バッテリーの占める割合が、かなり大きい感じがしました。画像処理のICや、画素数を決めるCCDなどは、年々飛躍的に発展していきますが、バッテリーという物は、そうそう飛躍的な物は難しいのでしょう。

左から図13〜18

 図16は、動画表示時の音声再生に使われるスピーカーです。また、シャッター音もここから出ます。本体横側(図3)のLCD輝度調整のスイッチ(図17)、本体底面(図6)のコネクタ(図18)なども見られます。

左から図19〜24

 基板上を見ていくと、様々な所からケーブルが出ています(図19)。本体サイズが小さいため、コネクタ部分をすごく小さくなっていました。F55Kは、F3とは違い、大きい基板(図29)が一枚に、小さいのが二枚(図20)というシンプル(?)な構造です。F3は中位の基板が四枚も入っていました。小さな二枚の基板は、三階建てになっていました(図20)。一番上をはずすと、下が出てきます。これをはずしました(21/22)。なんとなく、メモリー関連のICに見えます(図23)が、本当はどうなのでしょうか? 小さな基板を取り除くと、図24のようになり、大きな基板がよく見えるようになります。 

左から図25〜29

 大きな基板上には、日立のSHと書かれたICがありました(図25)。WindowsCEマシンのCPUで、SH3という物がありますから、おそらくこれもCPUなのではないかと思います。おまけにIC表面に、”64”という意味ありげな数字も出ている(図25)ので(64ビットの事?)、なおさらそう思いました(確証はありませんが)。その基板もはずしていきました(図26)。これが一番メインになる基板です。表が図27、裏が図28。はずしおえた本体が図29

左から図30〜34

 残った本体から、LCDユニットをはずしました(図30)。正面から見ると図31のようになっていました。右下をよく見ると製造メーカー名が刻印されていました(図32)。前回のF3ではCASIO製のLCDが使われていましたが、F55KではSHARPでした。SHARP製のLCDは評価かも高く、ノートパソコンなどでもよく使われています。F55KのLCDで一番のトピックは、やはりハイブリッドである事でしょう。通常のLCDでは、背面から照明をつけて画像を見るようになっています。明かりを自前で調達するので、暗闇でも使うことが出来ます。しかし、この照明がかなり電気を消費するので、最近は反射式のLCDも出てきています。これは、外の光をLCD背面で反射させ、その光で画像を見る物です。暗いところでは画像を見ることが出来ない反面、消費電力を低く押さえられます。この両方を兼ね備えたのが、今回のハイブリッドタイプのLCDです。デジカメでは、現在(99.4.)このF55Kとあと一機種だけがこのタイプのLCDです。その反射する板を33/34で見ることが出来ます。後ろ側の銀色の物がそれです。それ以外は、ぱっと見た感じでは通常のデジカメLCDとあまり変わらないようでした。

左から図35〜39

 今度は、操作ボタンなどを見ていきましょう。図2のF55Kにも写っている操作ボタンは、35/36のような部品で出来ています。カバーをはずすと、普通のスイッチのようにも見えますね(図37)。ここまでくると、残りはメモリースティック関連のユニット、レンズ関係のユニット、そして外側のケースだけになります(38/39)。

左から図40〜44

 メモリースティック関連のユニットを見ていきます(図40)。ほとんど金属製の箱といった感じですね。横から見ると、再生・録画の切り替えスイッチとスピーカーが見られます(図41)。カバーをはずす前の図4と比べてみて、どうでしょうか。上から見ると、シャッターボタンがありました(図42)。これも分解前は図5のようになっていました。レンズ関係のユニット(図43)は実にたくさんのケーブルが出ています(図44)。ノイズ除去のためと思われる磁石がついていました(図44)。

左から図45〜51

 フタをはずしてみると(図45)、CCD関連とフラッシュ関連の部品がありました(図46)。CCD関連(図47)は、取り外して表から見ます(図48)。これが211万画素のCCDです(図49)。思ってたよりも、普通のCCDだな、と思いました。外見は、CASIOの130万画素クラスのデジカメと、あまり大差ないように見えました。その横に見える大きな電解コンデンサは、フラッシュの物でしょう(図50)。F55Kは、全部で図51のような部品から成り立っていました。


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