マウスタブレット

このPageを元に何かを分解して修復不可能になっても、責任は取れません。 分解はあくまでも、セルフリスクが基本です。

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 コンピューター上で、ペンで入力できるマウスタブレット(図1)。どんな仕組みで入力しているのか、調べてみたくなり分解してみました。WACOM製のものを分解しました。裏から開けていきました(図2)。ふたを取ると、図3のようなものが。表から見ると図4のような基板でした。

左から図1〜6

 基板部は、図4のようにチップのついた部分とパターンのセンサー部分とからなっています。チップ部の拡大が図5。パターン部は図6。このセンサー部が、どのようにしてペンの位置や、右・左クリックを感知しているのかは、残念ながら分かりませんでした。

 そうこうしているうちに、このHPをご覧になった松崎さんより詳細な解説をいただきました。パソコン雑誌「PCUser」の連載記事「パソコン解体新書」に数年前に出ていたそうです。

★構造

・基盤の縦横のパターンはアンテナで、縦横それぞれ10本位のアンテナが張ってある(図4)。
・ペンの中にはコイルとコンデンサーが入おり、先端は圧電素子。

★動作

1:基盤側のアンテナから電波を出し、ペンのコイルは電波を受けてコンデンサーに蓄える。
2:エネルギーを得たペンは、次にコイルから電波を発する。このとき、圧電素子とクリックボタンにより電波を変調させる。
3:基盤側のアンテナは電波を受ける。電波の変調により、書いているのかクリックしているのかが判断する。
4:次に縦アンテナ・横アンテナが受けた電波の強度分布からペンの座標を求める。
5:最高強度の点を観測するだけならば縦横アンテナの数分の約10分割、全体で100dotの解像度だが、強度分布からペン先の位置を計算し1028×768dot以上の解像度になる。高級機種ではペンの傾き具合まで検知する。

以上、情報提供、ありがとうございました。


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