地球温暖化デモンストレーション実験器
川村 康文
二酸化炭素を封入した地球モデルと,ふつうの空気を封入した地球モデルの温度の時間的変化(室温26.0℃)
多目的分光放射計での測定データ
赤外線ランプの放射強度は,黒いラインで描かれたように,ほぼ1200nm付近を頂点として,長波長側で減衰している。
青い点線は,普通の空気の地球モデル(ポリスチレン製)を透過してきた光の放射強度である。
赤い点線は,二酸化炭素が増加した地球モデル(ポリスチレン製)を透過してきた光の放射強度である。
青い点線と赤い点線を比較すると,2μmのところに,二酸化炭素の吸収スペクトルがあることがみられる。
地球モデルに,ポリスチレンの容器のかわりにフラスコを用いた場合
二酸化炭素による,2μmでの吸収がより顕著にわかる。