紫いもで酸性・アルカリ性の実験
目的
紫いもの液を利用すると、酸性、アルカリ性を調べることができます。
紫いもの液の色が酸性だと赤、アルカリ性だと青緑のとても綺麗な色に変わります。
身近な液の酸性・アルカリ性を調べましょう。
用意するもの
○ペットボトル
○紫いも粉
○お弁当にいれる醤油さし
○ストロー
○酢
○レモン
○スポーツドリンク
○ミネラルウォーター
○石鹸水
○たまごパック
○カッター
実験手順
1.紫いも粉をポリ袋に入れ水で溶かします。
2.魚の形をした醤油さしの口に、ストローをさして、手作りスポイトを作ります。
3.酢やレモン、スポーツドリンク、石鹸水など、調べたい液を、透明な卵パックに、
別々の手作りスポイトを使って、1つずつ分けて入れます。
4.卵パックに入っている液体に、紫いも粉の液を2,3滴手作りスポイトで入れ、
色の変わり具合を調べましょう。
左上から:レモン汁 酢
左下から:スポーツドリンク 水 石鹸水
補足
・紫いもは、pH0〜3なら赤色、pHが4〜6なら赤紫色、7〜9なら青紫色、
10〜11なら青緑色、12〜14なら黄色と、綺麗に色が変化します。
・炭酸入りの飲み物の口に、ポリ袋を膨らまさないでつけ、ボトルを軽く揺らすと、
ガスが出てきて膨らみます。
この袋の中の気体を、燃えている炎に注ぐと、ロウソクの炎が消えます。
炭酸入りの 飲み物の中に溶けているガスは、二酸化炭素なのです。
二酸化炭素のことを炭酸ガスともいい、水に溶けるのです。
・二酸化炭素は水に溶けるので、雨の中にも溶け込みます。
・雨は二酸化炭素が溶け込むので、少し酸性となり、pHが5,6ぐらいです。
これ以上、酸性の度合が強い雨を酸性雨といいます。
・酸性雨は、森の木々を枯らしたり湖に住んでいる生き物などを死滅させたり、
金属でできたものを溶かしたりします。
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