地球温暖化のデモンストレーション実験

目的

二酸化炭素の温室効果の実験をしてみます。
ペットボトルを
2つ用意します。
一方は、普通の空気そのままの地球モデルです。
もう一方は、二酸化炭素の濃度が高くなった地球モデルです。
地球の熱を受けて、それぞれの地球モデルはどうなるでしょうか?

用意するもの

○ドライアイス

○ポリ袋

ペットボトル

ストロー

輪ゴム

○デジタル温度計

○温暖化キット

  醤油さし

医療用赤外線ランプ

○セロハンテープ

   

 

実験手順

実験1 二酸化炭素の集め方


    


1.しぼませたポリ袋を、輪ゴムで炭酸飲料のボトルの口に留め、
  ボトルを手で振って、出てくる気体を集めます。
  また、しぼんだポリ袋にドライアイスを入れて、気体にしてもいいです。

 
2.膨らんだポリ袋に、輪ゴムでストローを付けます。

3.ストローの先を、乾いたペットボトルの中に入れて、
  ポリ袋の中の二酸化炭素をペットボトルに移します。

 

実験2 青空実験をしよう


  
用意するもの

    

1.2つのペットボトルを用意します。乾燥剤を利用して乾かしておきましょう。

2.一方のペットボトルに二酸化炭素を入れ、デジタル温度計付きの栓をします。

    


3.もう一方のペットボトルは普通の空気が入ったまま、
  デジタル温度計付きの栓をします。

    


4.この2つのペットボトルが地球モデルです。2つの温度が同じになったら、
  太陽光線を当てないようにダンボール箱などで覆いをして、
  日当たりの良い場所に運びます。

5.ストップウォッチを用意して、覆いを外してください。
  時間毎の温度の上がり方を比べてみましょう。

    


  ※また、ペットボトルの代わりに、透明半球を2つ重ねて球にしたものを、
   地球モデルとしてもいいです。
   上側の透明半球に、温度計を差し込む穴、二酸化炭素を入れる穴を開けます。
   二酸化炭素を入れた後は、セロハンテープなどで、穴を塞ぎます。



  実験3 太陽系実験器を作って実験しよう!


    


熱の発生器は、白熱電球100Wか赤外線ランプ100Wを利用します。
  電球が
2つの地球モデルの真ん中にくるように、棒などを利用して吊るします。

    


2つの地球モデルを用意します。ペットボトル型でも良いですし、
  透明半球を
2個合わせて作ったものでも良いです。

    


これらの地球モデルが、太陽に見立てた熱の発生器の周りを回るようにします。

 一方に二酸化炭素を入れる。

    


スイッチを入れ、 変速機を調節してゆっくり回しましょう。 

. 温度計で温度を比べて見ます。
       

    

       
 空気のみの地球モデル内温度


           

      二酸化炭素を含んだ地球モデル内温度

     ←クリックで動画を見られます

補足

地球温暖化の原因は、大気中の二酸化炭素が増えたためとされています。
二酸化炭素は温室効果ガスと呼ばれ、温室のビニールのように中の空気を
温める働き
(温室効果)があります。
地球温暖化の原因物質は、他に、メタン(CH4)や亜酸化窒素(N2O)も考えられています。
メタンは天然ガスの主な成分でゴミ捨て場や水田、牛のゲップなどから発生します。
亜酸化窒素は植物が燃えた時や肥料から発生します。
つまり人間の暮らしに欠かせない農業からも温室効果ガスは出ているのです





        
TOPに戻る