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「GoogleEarthを物理室に入れておいてもらってるんですけど、色んな世界中の地形を示しながら見せてやると非常に興味を示してくれます。今日もそこから取り出したものを使います。
  今日はテーマが光の回折ということで、右上に鳥取の皆生海岸があるんです。実はこれは大日本図書の物理の教科書に使われてたということで注目しまして。で、これも一昨日探したんですけど。あの、世界中の海探してみました。ハワイから紅海からカスピ海、黒海、アフリカの沿岸をずっと探してみたんですけど、なかなか分かりやすいのがなくて。
  で、結局また戻ってこれも皆生海岸です。のすぐ近くです。鳥取県のです。」



「この左の方は砂の側の海岸なんで、岸に近づくほど、波は浅くなっていきます。で、浅いところっていうのは、波の速さが遅くなります。で、そこで、波というのは速さの違いによって屈折がおきます。だんだん遅くなって波長が詰まってくることによって海岸線と平行な波が出来てきます。」



「で、そういうようなところをずっと探してみたんですけど、まあ、この辺(写真で示してる辺り)風で生じた波ですけど、それがだんだん海岸線に平行になっていってるな、というような様子が見えます。」



「この辺も海岸の湾曲に沿ってだんだんと海岸線に似た形になってきています。」



写真をクリックで動画が見られます(752KB)

「それから、波の重要な性質には反射というのがあります。で、この反射しているところを最初見たんですけど、これもこうやって来た波が(写真のように)この斜めの海岸地形によって反射波を生じている。
  で、この入射波と反射波が同時に見える場面です。これらが干渉することによって、強め合ったり弱め合ったりするところができてるはずなんですけど、これではよく分かりません。」



「まあ、実際には我々教員は実験して示してやります。
  これは二箇所穴が開いてまして、こちら(左側)から波を起こしてやると、この二箇所のスリットから出た波が干渉し合って、強め合ったり弱め合ったりして、になるところとか、になるところ、強くなるところですね、そして打ち消しあうところ、それが節になる。
  ノーダルラインといいます。そういう線が見られます。」


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