サイエンスフォーラム2004 見えないものを見る
2004年1月10日11日




イベント名:「サイエンスフォーラム2004 見えないものを見る」

日 時: 2004年1月10日(土)〜11日(日)

会 場: 東京・科学技術館4F (ユニバース,ワークス,実験工房ほか)
        http://www.jsf.or.jp/
        〒102-0091東京都千代田区北の丸公園2−1

    

主催:「科学教育フォーラム2004」実行委員会
共催(申請中含む):
NPO法人理科カリキュラムを考える会,
 検定外中学校理科教科書をつくる会,NPO法人ガリレオ工房,
 オンライン自然科学教育ネットワーク(ONSEN),サイエンスEネット,
 ジャパンGEMSセンター,極地方式研究会,日本HOU協会,
 天文教育普及研究会,日本宇宙少年団,高校生天体観測ネットワーク,
 科学技術振興財団,国立天文台科学教育ゼミほか

活動のねらい:
 科学教育に関する指導技術についての提示と研究協議

概 要:
○15〜20分の実験ショーまたはトークでいかに子供を引き付け、
 原理を理解させるかの技量を競う.(講義方式と実験ブース方式を選べます)
○実演者は小・中・高・大学の教員や博物館・科学館の学芸員、科学教育
 ボランティアに携わる方など.
○対象はおもに小学生とする.
○会場に訪れた一般見学者による投票と,審査委員会の審査により,
 優秀者を選び表彰 (認定賞+副賞を授与)する.翌日の分科会にて,
 優れた実践のノウハウについて意見交換する.

講義方式・・・講堂ステージでの演示方式.
       ユニバース(70名収容のホール)にて,順番に発表.
実験ブース方式・・・ワークス,実験工房等を利用.
          科学の祭典のブースとほぼ同様の形式,または
          実験室での参加型実験も可能.

プログラム(案): 詳細は変更になる可能性あり
 # 初日の午後は一般見学者向けの内容,初日の夜から翌日は実演者どうしの交流となります.
1/10(土)
    12時30分      開会式
    13時〜17時    一般入館者向け実験ショー・トークの実演(一般審査)
    17時〜19時    参加者向け実験ショー・トークの実演(専門審査)
    19時〜21時    懇親会 科学技術館地下1階レストランにて
    21時         結果発表
1/11(日)
     9時30分〜11時 分科会(会議室にて)
    11時〜12時30分 全体会・表彰式・閉会式

準備作業日程:
 5月15日(木)       発表申し込み,団体推薦の第一次締め切り
 5月24日(土)14時〜   第3回実行委員会 科学技術館にて
 10月頃           予稿集原稿締切,ポスター等配布

実行委員会:
 実行委員長 縣 秀彦(国立天文台科学教育ゼミ代表,国立天文台広報普及室長)
 委員 滝川洋二(NPO法人理科カリキュラムを考える会理事長、NPO法人ガリレオ工房理事長)
     左巻健男(検定外中学校教科書執筆者代表,京都工芸繊維大学教授)
     山田善春(オンライン自然科学教育ネットワーク代表)
     戎崎俊一(日本HOU協会会長,理化学研究所情報基盤研究部長)
     五島正光(科学の鉄人代表,巣鴨高校)
     篠原秀雄(高校生天体観測ネットワーク,埼玉県立三郷北高校)
     高橋 淳(天文教育普及研究会,ミュージアムパーク茨城県自然博物館)
     鴈野重之(国立天文台科学教育ゼミ,東京大学)
     松本直記(横浜物理サークル,慶應高校)
     柴田直人(都立八王子盲学校)
     小菅 京(日本HOU協会,東京工業大学附属高校)
     多久和美紀(オンライン自然科学教育ネットワーク)
     吉田のりまき(オンライン自然科学教育ネットワーク、NPO法人ガリレオ工房)
     間々田和彦(サイエンスEネット)
     田代英俊((財)日本科学技術振興財団)
    ほか多数



内容:「雨粒をつかまえよう」ブース部門での出場(結果:第2位

担当:間々田和彦
スタッフ:松井真由美・長濱聖
ステージ部門審査員として、川村康文代表

『見えないものを見る!』
●間々田和彦さん
ステージ部門は5名の参加、ブース部門は7名の参加でした。
私は「いつもの」雨粒をつかまえようで参加。松井さん長濱さんの強力な補助のもと、
4〜8名の小学生から中学生のグループに実践しました。自己評価は高
かったのですが(?????)、プレゼンの方法が「今イチ」で2位になりました。
副賞が「毛髪観察用顕微鏡偏光板付き」という所謂「偏光顕微鏡」。この年に
なってmy顕微鏡をもてるとは思いませんでした。
2位になった原動力は何と言っても松井さん長濱さんのおかげです。ありがとう
ございました。
JSTの北澤先生(というよりは高温超伝導で著名な)と直接のお知り合いになれたこと。
サイエンスE-ネットに感謝です。
ご理解が頂ければ、来年もサイエンスE-ネットの代表として出場したいなー、と思いました。

●まついまゆみさん
私は、お手伝いするまで少し勘違いしてました。
目に見せるだけというテーマと思ってました。でも実際どのブースも見るだけではなく、
体全体・五感で見せるという体験をしました。
子供達からさりげなく出てくる言葉に、こちらが驚き教えていただいた事がたくさんありました。
面白さから、見えないものを見たような気がしてます。

間々田先生にはスタッフにお誘い頂き感謝してます。
スタッフ側としての勉強をたくさん出来たように思います。
実際の雨は降らせる事が出来なかったですが、『家でもしてみよう〜』って
大事に採取したものを持ち帰る子供達の様子が良かったです。

子供達の感想を少し紹介します。
・実際自分で『雨粒』を捕まえる体験を楽しめた
・身近なものを集めてすぐできる
・体を使って出来たし、実験が面白かった
・テーマの通り見えないものを見た
・雨粒の大きさなどをしれた
・玉に変わったのがびっくりした

●川村康文審査員
全国の実験名人たちが,ステージとブースにわかれ,それぞれサイエンスマイスターをねらい,
堂々とぶつかり合う,ガチンコ対決が繰り広げられています。
私は,ステージの審査員をさせて頂いていますが,みなさん,迫力満点です。
映画の感動のシーンで涙がこぼれるのを経験された方もおいでだと思いますが,
今回,ある方の実験のステージ(20分程度)をみているうちに,感動の嵐にみまわれ,
涙があふれてきて止まりませんでした。
科学をするということが,こんなに感動を呼び起こす,さすがに実験名人のステージだ
と思いました。