「STS教育読本
−21世紀を生きる地球市民のための
サイエンティフィ ック・リテラシー」
川村康文編著 かもがわ出版 本体2000円(総21
9ページ)
第1章 STSとは何か−経緯とその意義 岡本正志
1.STSとは何か
2.STSの背景となる科学論
3.市民にとってのSTS
第2章 地球環境問題 川村康文
1.なぜ地球環境問題について学ぶのか
2.地球環境問題の本質とは
3.地球環境問題の具体例
4.地球環境問題の分析の視点
5.持続可能な開発は可能か
6.地球環境問題の解決へむけて
第3章 エネルギー問題 川村康文
1.エネルギーの基礎的概念
2.エネルギー利用の歴史
3.エネルギー消費の現状と地球環境問題
4.新エネルギー
5.エネルギー問題の解決にむけて
第4章 原子力を考える 八巻俊憲
1.原子力とは
2.原子力の科学と技術
3.原子力と安全性
4.原子力と社会
第5章 生命倫理の問題 玉野真路
1.生命倫理とはなにか
2.遺伝子問題
3.生殖問題
4.死を考える
5.高度な医療・生命操作技術社会を生きるために
第6章 環境倫理と生命倫理 内藤正明
1.生命倫理の誕生
2.医療バイオエシックスとしての生命倫理
3.環境倫理の背景
4.いま地球環境問題が問いかけるもの
5.生命倫理と環境倫理の相克
第7章 斜面崩壊による自然災害 荻原 彰
1.斜面崩壊のしくみ
2.斜面崩壊の起こる場所
3.斜面崩壊の場所
4.斜面崩壊により形成される地形
5.斜面崩壊による被害を防ぐ方法
6.自然の営みとしての斜面崩壊
第8章 プラスチック文化と環境ホルモン 岡井康二
1.プラスチック工業のあけぼのと発展
2.なぜプラスチックから環境ホルモンが溶出するのか
3.環境ホルモンは半世紀前に発見されていた
4.サイリドマイドと環境ホルモン
5.プラスチック廃棄物とダイオキシン類の発生
6.環境ホルモンの新しい作用機構
7.環境ホルモンと21世紀の環境毒性学の構築
8.環境ホルモンから身を守る方法
9.プラスチックと物質循環とリサイクル社会の確立
第9章 水俣病 塩川哲也
1.環境を汚染するとどうなるか
2.水俣病とはどのような病気か
3.水俣病はなぜ発生したか
4.水俣病の原因を追及した人たち
5.さらに考えるべき問題点
6,水俣病の現在
第10章 情報モラル 中川一史・川村康文
1.高度情報化社会を支えるコンピュータ
2.電子メールの普及によるプライバシーの変化
3.ネットワーク社会と犯罪
4.インターネットと学校教育
5.高度情報社会をよく生きるために
以上で,ございます。
なお,裏表紙には,7カ国語で書かれた「京都議定書」がモチーフされています。