タイ バンコク日本人学校 発
   萩原 亨 先生の
  
The バンコク通信

バンコク日本人学校からの発信です。
第1号は日本人学校についてです。
本校は2200名の超マンモス校です。
先日、創立50周年記念大運動会が盛大に開催されました。
この超マンモス校の大運動会は壮絶な行事です。
2200名の子どもを動かさなければならないのですから、すごいものです。
また、120名ほどの教職員の動きもしっかりと計画されていなければならないのです。
ですから、緻密に計画案を作成されなければなりません。
運動会の実施計画案だけでも、50ページを超え、細かな計画案などを入れると、100ページを超えます。
ちょっとした本ですね。
そんな学校ですから、この学校で大事なことは、システムをしっかりと守り、行動するということです。
たとえば、書類を期限内に出せないような人はこの学校では務まりません。
一学年250名を超える人数の中で一クラスでも勝手なことや、時間に遅れる ことがあってはならないことです。
一クラスのミスのおかげで学年だけでなく、2000名を超える子どもたちにかなりの迷惑をかけることになるからです。
例えば、12月8日に保護者に渡す配布物を遅れて配布すると、すぐに苦情が 学校にあがります。
さらに、それが怖くて前日に子供に配布すると、「他のクラスではまだ配布されていないものが配布されているのですが、どうなっているのでしょうか?」は、まだいいですが、「隣の(早く配布してしまった・先走ってしまった)クラスはもうすでに配布されているのですが、うちのクラスはどうなっているのですか?」と、正常なクラスに苦情の電話が入ったりもします。
しかし、流石です。
これだけの超大規模校を動かせる先生ばかり集まっているすばらしい教師集団です。
さすが、各都道府県の代表選手が集まっている学校です。
なかなかこんないい学校を作れないでしょうね。仕事をしていて楽しいです


(2005年12月 第1号 発信)