2015年5月 2日(土)
  魔法の数字カード作り       2015年度 講座一覧へ
                尾下 翔太 先生関市立関商工高等学校        

講座で使用するワークシート1, 数字カードのワークシート2


  2進法を用いれば、「外れる」「外れない」や『ある』『ない』のような2つの回答から1つを選ぶことによって、
  色々な文字や数字などを確定したり表現することができるのです。                                          評価感想

  お奨め本: 『素数ゼミの謎』(著:吉村仁 出版:文藝春秋社)

身の回りにある何進法について色々と考えて、2進法と3進法を例に表現の仕
組みを学びました。そして2進法で表した数を10進法で表現するにはどのよう
にすれば良いのかを桁(位取り・繰り上がり)の世界を理解することに時間を
費やしました。
次に、反対に10進法で表された数を2進法で表すには、どのようにすれば良
いのかを考えることにしました。なかなか大変。この作業が理解できると見逃
していた10進法の位の仕組みを理解できることにも繋がります。現在高校
1年生で学ぶ内容でも、しっかり解いてくれました。 
頭を大分と使ったのでカードマジックを。1〜15のカードをシャッフルして、何やら穴に差し込んでいます。あらっ!?いつのまにか、順番に数が揃っています。 


何か仕掛けがあるようですね。それぞれのカードには穴が同じように4つ空
いていて、数字のカード毎に切り込みが入っています。どのようなルールで
切り込みが入っているのかを「学んだこと」から解明していきます。
ワークシートで確認をして、仕組みが分かれば厚紙で製作
開始! 
最後のカードマジックは、自分が思い描いた数字を「ある」「なし」の返事だけで
的中させてしまうマジックです。まず1〜31の数で好きな数字を思い浮かべま
す。ワークシートにもある5枚のカードを見て、その数字が含まれているかどう
かを返事します。全てのカードに対して返事が済むと的中される仕掛けです。
もしかしたら暗号で教え合っているのでは?と疑われると困るので、先生
以外の会場全員が1つの数を決めることにしました。写真のように「ある」
「なし」という回答を続けていくと、あらあらあら....決めた数にだんだん
と絞れてくるではないですか!! 
不思議  考えてみよう!