なんでも 理科室
NANDEMO RIKASHITSU


     ポップコーン  花壇で育てたトウモロコシでつくりました  




   教室の前にある小さな花壇でトウモロコシを育てました。

   12月の入ってからになってしまいましたが,このトウモロコシ
   を使って ポップコーン をつくりました。







  「生活科ルーム」においておきました。
  しっかり乾燥しています。
  
  カラスにたべられそうになったので,すこしはやめに
  収穫しました。
  そのため,実がすこし小ぶりです。
  果たして,ポップコーンになるだろうかと,すこし心配しました。




 

  一粒ずつていねいにとっていきます。一度にとろうとすると,白い膜状のごみがたくさんになって
  しまいます。

 

  ここで,家庭科室に移動しました。
  鍋にトウモロコシとサラダ油,食塩を入れました。
  ふたをして,火にかけて・・・「耳をはたらかせるよ!」
  しばらくすると,ポンポンと,はじける音がします。



  おいしそうなポップコーンができました。








さて,ここでおわっては,もったいない。
鍋の中はどうなってるの???という子供のはてなに答えてあげなくては!!



  もう一度,生活科ルームに戻りました。
  そこに用意したのは,

  ビーカー (300ml) アルミ箔 コンロ
  トウモロコシ 食塩 サラダ油

  です。
  ビーカーの中でポップコーンを作り,
  はじける様子を見ることにしました。




  トウモロコシをビーカーの底に一重になるように
  いれると書いてある本がありましたが,どうも,焦げて
  しまいます。300mlのビーカーには,このように半分くら
  いのほうがよさそうです。
  サラダ油は,トウモロコシの半分くらいが浸るように入れ
  ました。トウモロコシを「油せん」の状態にするのは,この
  くらい必要です。食塩は適量。

  アルミ箔をかぶせて火にかけます。




 

 火のかけるとすぐに湯気が立ち上がってきます。
 その湯気が消えてしばらくすると,「ポン!!」と音がして,トウモロコシがはじけてとびます。
 次々にはじけます。

 
 
 まもなく,いっぱいになります。ビーカーにかぶせたアルミ箔が,ポップコーンの力で膨れています。
 火からおろします。  
 蒸気を抜くために,すぐにアルミ箔に穴を開けます。



  左 ・・・ 市販のポップコーン用トウモロコシで作ったもの

  中 ・・・ 花壇で育てた小さな粒のトウモロコシで作ったポップコーン

  右 ・・・ はじけなかったトウモロコシ。
        味は,なかなかのもの。









  みんなでたべました。












 今回は
      1)実を採る
      2)鍋でポップコーンを作る
      3)ビーカーでポップコーンができる様子を見る
      4)食べる
 の4つの活動に分かれます。
 この4つをどう構成するか。子供の思考のつながりから,上記のように考えました。
 単に野菜を作って食べるのではない。そこに子供の???を組み込みたい。
 そして,子供に!!!をプレゼントしたい。
 こう思って計画しています。


 これは,水の状態変化の学習にも使うことができます。
 水が液体から気体に変わるときの体積の急激な変化が「トウモロコシ」を「ポップコーン」
 にかえます。今回は,相手が小学校1年生なので,このような仕組みについては触れま
 せんでした。
 
 トウモロコシの殻(外側の皮)が十分な圧力に耐えることができなければ,トウモロコシは
 ポップしません。はじけずにそのままです,炒った状態になります。
 トウモロコシの乾燥が不十分でもこうなります。



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