総 合 学 習・生 活 科


   駅長さんにインタビュー ///駅の見学/// (JR東海 蒲郡駅)        (Oct 26 1999)  


                           

 仮の駅舎で,駅長室も十分な広さはありません。でもそこに,2年生全員(56人)がいれていただきました。そこで話をきいたり,質問したりしました。 

 列車の時刻に合わせてホームへ降りました。今度は,列車を見ながらのお話です。「新幹線は停まらないんですか」という質問には,列車を待っていたお客さんが,思わずクスッと笑っていました。これは,事前に駅長さんに送った質問のリストのはないものでした。でも,こういったものが
子どもの素直な疑問なのかもしれません。




 駅長さんとの事前の打ち合わせのとき,子ども達の質問に,子どもにわかることばで正確に答えたいという話がありました。
 それで,事前に質問のリストを作り,駅へもっていきました。
 次のような内容です。

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駅長さんに聞きたいこと       蒲郡市立中央小学校 2年生

1.なぜ,駅では機械で切符を売っているのですか。
2.駅長さんは何時まで仕事をしていますか。
3.電車は夜の何時に止まりますか。
4.電車は何時まで動いているのですか。
5.なぜ,駅に停まらない電車があるのですか。
6.電車は何で(エネルギー)動くのですか。
・ 燃料はどこから入れますか。
7.線路はどこまで続いていますか。
8.なぜ貨物列車は(蒲郡駅に)とまらないのですか。
9.なぜJRを(線路を)上に上げるのですか。
10.なぜホームライナーはお金が高いんですか。
11.駅長さんはどんな仕事をしていますか。
12.電車はどうやって曲がるんですか。
     ・線路はなぜ必要ですか。
13.電車は全部で何台ありますか。
14.電車は(蒲郡駅に)1日に何台とまりますか。
15.1台の電車に乗っている人は何人くらいいますか。
16.なぜ切符を買うのですか。
17.なぜ駅にはお店やさんがあるんですか。
18.電車が脱線したら(事故があったら)時間どおりの列車は(他の列車は)どうなるのですか。
         ・線路が壊れたらどうするのですか。
19.(電車の)スピードはどのくらいでますか。
20.電車の大きさ、重さはどのくらいですか。
21.切符を入れる機械(自動改札機)はどのようになっていますか。
22.駅の掃除は誰がしますか。

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 ・・・・・ホームに,駅長,助役と2人並んでいました。駅長が列車を迎え,送り出す。
こういった風景を見ることがなくなっただけに,列車に向かう駅長さんのちょっとした手の動きが,なつかしく思えました。
 たまたまなのですが,昨夜 浅田次郎の「鉄道員--ぽっぽや--」を読みました。内容も何も知らずに読んだのですが,それが,廃線間近の路線の終着駅の駅長さんの話。雪の北海道と秋晴れの蒲郡。舞台はまったく違うのですが,何かそこにダブルものがありました。先日駅に伺ったときに,鉄道が好きで当時の国鉄に入ったという話を聞いていただけに,余計にそう思いました。



 さて,子ども達はどのくらい質問の答えをつかんでいるのか。明日,お互いに紹介しあうことにします。ただ,鉄道の知識を増やすことが目的ではないので,Q&Aの内容を問うよりも,聞き方,話し方の練習ととらえていきます。その題材が,鉄道,というわけです。こういった題材には,子どもが興味をもっているものがいい。これは,当然といえば当然でしょうか。昔も今も,そして,大人も子どもも,鉄道には夢があるんだなあと,ひとり勝手に思っています。
          学級だより「らんどせる」No.93,94                    
         


 ///おまけのはなし///

 東海道線蒲郡駅は,待避線があるだけでなく,上り線と下り線とが行き来できるようにポイントが構成されています。つまり,折返し運転ができるということです。
 あってほしくないことですが,何か事故等があったときには,重要な働きをする駅というわけです。

 蒲郡駅付近は鉄道を高架にする工事が進んでいます。完成はまだまだ先です。





///よくつかうはなし///

 新幹線の1両の長さは25mです。東海道新幹線では,のぞみ,ひかり,こだまと,全てが16両編成です。先頭から最後尾までが400mになります。
 プールの長さと新幹線の1両の長さが同じというのは,ちょっとした話のネタになります。
 蒲郡では,すこし高いところに行くと新幹線の1編成を見渡すことができます。風景の中にほぼまっすぐな線路があって,その中に400mの列車があります。新幹線がなかなかいい物差しになります。

 数え切れないほど新幹線に乗っていますが,新幹線の端から端までを歩いたのは,たった一度だけです。
                           ・・・・・こんなことをしようという人は,あまりいないでしょう・・・ 

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  見学から帰った後,駅長さんや助役さんへお礼の手紙を書きました。
  その手紙を,とてもていねいに掲示していただきました。


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