川口町十内入（とうないり）に近い、台地上にある。縄文中期から後期に至る土器、石器、 敷石住居跡が発掘された。金勢稲荷社ご神体の石棒は、縄文時代のものを祀ったといわれる。

別所（べっそ）地区にあり、鎌倉時代初期に創建の古い寺。薬師堂にあった薬師如来像は、 都指定文化財。近年新築された本堂に移された。ホタル飛ぶ谷戸(やと)風景が残っている。

川口町十二社（じゅうにそ）にある風格ある禅寺。創建年代は、江戸初期の慶長年間とされる。

神社は龍正寺の奥にある。社の前には弁天池がある。池は昔のまま四季折々に静寂で美しい風景 を見せてくれる。

西寺方町大幡から川口町十二社へたどる山道。八王子城落城の時に落武者が首を下げて通ったと ころから、その名がついたと言われる。

宮田遺跡の先の雑木林の中に、盛り上がった所がある。古墳説がある北浅間である。

縄文中期の住居跡が発掘された。出土された子抱き土偶は、全国的に類例がないもので、 国の保管となっている。土偶の模造品が八王子市郷土資料館にある。

川口町調井台に碑が建つ。川口氏は、中世川口の地頭で、長楽寺の薬師如来(やくしにょらい) 像や上川町円福時の大般若経(だいはんにゃきょう)など、貴重な文化財を残している。

西寺方町大幡。鎌倉末期創建（当初は大幡観音堂）の古い寺。山門の毘沙門天(びしゃもんてん) 像は、都指定文化財。 福時の大般若経など、貴重な文化財を残している。

古道の野辺(のべ)に、石地蔵や庚申(こうしん)塔、道祖神などが立っている。先人たちの思いや 願いが伝わってくる。