環境フェスティバル
2003年12月6・7日



日時:12月6・7日(土・日) 10:00〜16:00
場所:京都府総合見本市会館パルスプラザ

内容:
1.雨粒をあつめよう

 この担当代表は,もちろん,間々田先生で,東京から息子さんと一緒にご参加頂きました。
協力を頂いたのは,長濱さん,西君でした。この実験は,サイエンスEネットの
親子できる科学実験工作のp.100からに掲載されています。


2.お日様キャッチャー(ひもバージョン)
    (担当:角川 松井)

『からだに良くない紫外線が色で判るの?不思議ね。これをカバンに下げておけば、
日傘のさす目安になるのね』と言われて、手作り品を大事に持ち帰って頂けました。

材料、ひも(アジアンコードの場合)80cm・紫外線ビーズ・蓄光ビーズ2個
中国の結び方『吉祥結び』と一緒に、紫外線がどれだけ降り注いでいるのかを色で判る
紫外線ビーズと暗いところでほのかに光る蓄光ビーズを使ったアクセサリーです。

3.学研都市開発室への協力

 ここでは,サイエンスEネットの親子でできる科学実験工作2のp.56にある
「プラコップのリサイクルでオリジナルアクセサリーを作ろう」を行いました。
 この担当代表は,桜井さんです。協力は,沖田さん,大見ちゃん,福井さん,川村でした。

尋ねてこられる方のほとんどが「あっ、プラバンか。」と言われるのですが、
プラバンのように縦横が均等に縮むわけではなく、それを説明して理解していただき、
実践で、ご自分の好みの物をつくっていただくのがとっても難しかったです。

切り方と色のつけ方、トースターで暖める時間の取り出す微妙なタイミング、
その時々で違うので二つとして同じものはできません。
見本を見てこれが作りたいと言われるのですが、ご期待に添えませんでした。

私自身その時々で変わる作品の面白さにはまってしまい、
来られた方の残りのコップを使って合間合間に20個ぐらいつくってしまいました。

こられる人は途切れる事はなく100人近い方に参加いただいたのではないでしょうか。
自分の作りたい大きさと出来具合が気に入らなくて
温度の管理も自分でしたいという小学校6年生の男の子がなんども通って来ました。
コップはひとり一個よと最初は言っていましたが、
その熱心さに「できた!」と言って帰っていったときは、私も嬉しくなりました。

この実験はなかなか奥の深いものがあります。
いろいろやってみて、だいぶいろいろなことがわかったので、
機会があればまたこの実験のスタッフとしてお手伝いしたいと思います。

4.こどもエコクラブへの協力

 こどもエコクラブは,環境省のこども向けの活動です。
(http://www.env.go.jp/kids/ecoclub)
京都でも,京都市(京エコロジーセンター),福知山市,舞鶴市,久御山町,木津町,
南山城村,峰山町の7つの自治体で活動があります。
 今回は,これらの中から3つの団体が,一年間の活動報告をしました。サイエンス
Eネットは,その後,2つの実験で協力をしました。
1つは,ブースでも行った「雨粒をあつめよう」で,もう1つは「キューブアート・パタパタ」です。
班分けクイズ
 これは,松井さんが,いろいろな地球環境問題に関するクイズを準備し,楽しく,
 班分けクイズを行いました。
雨粒をあつめよう
 これは,ブース同様に,間々田先生が行いました。
キューブアート・パタパタ
 これは,いつもの中川さん・山本さんペアーが,不思議に変身するアート,パタパタを行いました。
来場者の中には
「これ、みたことあるでぇ〜、けいはんなで…」
「その技、知ってる〜」という子どももいたりで
やりにくいような、嬉しいような…という雰囲気でした。

今回は、いままでのように「CUBE ART」の不思議や面白さを
ただつたえるだけではなく、「環境」というテーマを背負って、
Eネットのメンバーとしての参加ということで、
環境フェスティバルにふさわしい
「KATAKATA」の役割を…と思いをめぐらせました。

そこで、PATAPATAに地球環境へのメッセージをのせて
子どもたちにプレゼントさせていただきました。
また、前日(土曜日)にふっと広辞苑で「環境」を引いてみたのですが、
そこに記されていたのは、
「環境」とは…
人間または生物をとりまき、それと相互作用を及ぼし合うところの外界となっており、
「相互作用を及ぼし合う」というところに妙に納得し
そのコピーも配付させていただきました。

ちなみにPATAPATAにのせたメッセージとは…

空は…
雲のために広がり
雲は…
大地に雨をふらせる
大地は…
草や木を茂らせ
虫や鳥や動物たちをたくさん育てる
すべては…
ほかのもののためにある
お互いのためにある

「CUBE ART」を開くことで次々に
地球や宇宙空間や夕焼け空の絵とともに
これらのメッセージが現れるように、設計いたしました。
この絵やメッセージは、
葉祥明という方の絵本から引用したものですが、
真理をついているように感じます。
絵本では、このあと

ぼくもみんなのために生きよう
ぼくとみんなはおんなじ仲間
だから、ぼくはみんなをいじめない
動物を傷つけたり虫をころしたりしない
だって、みんな
いのちの仲間だから…と続きます。

実は、この絵本も持参していたのですが、
静かに見入っていらっしゃる引率の先生もおられました。
難しい本や論文ばかりではなく、
たまには児童書や絵本もいいものですよ。…先生方!
44歳のおっちゃんが言うのも変ですが…

「つながっていることの不思議を感じてみよう」という
「CUBE ART」のテーマともうまく融けあっていい作品になったなぁ…と
悦にいっている「KATAKATA」のおっちゃんでした。

●参加者の感想 (MLより転載)

・大見 祐佳さんから
先日、7日(日)に環境フェスティバルにスタッフとして参加してきました。

午前は主に、プラスティックコップを再利用しての
リサイクルアクセサリーを作るブースを担当しておりました。

沖田さんが話されている男の子かな・・・
(昨日も来てた!!と話していたので
多分、同じ男の子かなと思うのですが。)
日曜日も来て、
「満足いくまで作らせて!!!」
と一生懸命に
「なんで、この形に縮むんかな・・・
ここをこうやったら・・・」
と繰り返し繰り返し作ってました。

私も一緒に悩んでみたり・・・

お子さんから大学生、社会人、主婦の方々にまで
たくさんの人に楽しんで作ってもらえたと思います。

トースターの中を楽しそうに見る子どもたちの目が印象的でした。
私も一緒に「こんな風に縮むのか」と楽しんでしまっていました・・・

午後は、間々田先生の雨粒を集めようのスタッフとしてお手伝いをさせて頂きました。
今まで何度かスタッフとして参加したことのある実験だったのですが、
間々田先生とご一緒できるのは初めてのことだったので
大変楽しみにしていました。

日常で生活している中で、雨の形は??と、この実験に出会うまで
考えたこともなく。(恥ずかしいことに・・・)

一生懸命小麦粉を振って、雨粒を集めている子ども達の姿を見て
「私も小学生の時にこんな風に実験を通して環境や自然を
もっと知っておきたかった」と感じました。

仕事ではパソコンと向かい合っている時間が多く、
休日を利用して子ども達から大人の方まで多くの人と実験を通して
新たな発見をしたり、学んだり、子ども達から教えてもらったり。

サイエンスEネットのMLに参加しておられる皆さんも、
興味がある実験教室やイベント等があれば足を運んでみて頂ければと思います。

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以上,2日間,突っ走り状態のイベントでした。
何はともあれ,松井事務局長のおかげで,なんとか,みんなで何とか走り通すことができました。
ありがとうございました。

スタッフ:(6日)川村康文・間々田和彦・角川佳久子・松井真由美・桜井昭三・長濱聖・沖田紗世子・西恭兵
     (7日)川村康文・間々田和彦・角川佳久子・松井真由美・中川拓也・大見祐佳・福井利江