サイエンスEネット 第12回例会


【参加者】松森,桜井,間々田,内山,水上,東,長濱,赤路,若尾,鈴木,梅川,工藤,川村の13人
      今回は,はるばる東京,福井,岐阜,奈良からの参加者もありました。

【日程】
2002年6月8日 午後2:00〜


プログラム

1.公開講座報告
  1-1 チューインガムのふしぎ(工藤)
  1-2 雨粒を集めよう(間々田)
2.三相交流発電機(桜井)
   その他いっぱい
3.スーパーサイエンスハイスクール物理の案(川村)
4.サイエンスワールド(東・岐阜県先端科学技術体験センター)
5.青少年のための科学の祭典・京都大会(松森)
     於京都市青少年科学センタ−・京エコロジーセンター
6.燃料電池(内田洋行型)(若尾)


1.公開講座報告
  1-1 チューインガムのふしぎ(工藤)


  1-2 雨粒を集めよう(間々田)
  京都教育大学 公開講座・中・高校生 「雨粒をつかまえよう」 報告
 小麦粉を使って,雨粒をつかまえる実験を行おうとしましたが,「あいにく」 晴天。こまごめピペットで,雨粒の代わりの水滴を小麦粉の中に入れて,およ そ3.5mmの『雨粒』をつかまえました。何と,受講生はテキストで予習してお り,実際の雨粒の大きさを知っていました。そこで,実際の雨に近いもう少し 小さな粒を作るための作業を始めました。
 まず,ガラス管をガスバーナーで熱して自作のピペットを作りました。少々緊 張気味のガラス管細工も,熱を加えると曲がるのがわかると,感激していまし た。次に中性洗剤を少量入れ,水の表面張力を小さくしました。出来上がった 『雨粒』は直径2.6mm。およそ1/2のおおきさになりました。
 小麦粉の雨粒の直径を求めるとき、1cm3=1gを利用して水の重さから体積 を求めます。その導入として,ピンポン玉に入れた水の体積からピンポン球の 直径を求めました。方法は注射器でピンポン玉に水を入れ,あらかじめ量って おいたピンポン玉の重さを引いて,その重量を測定します。その重量から体積 に置き換えました。受講生が中学1,2年生ですので立方根はすぐに求められ なかったので,近似の値をどんどん3乗し,求めました。実際の測定とほとん ど変わらない値に3人とも大感激して,講座を終了しました。

2.三相交流発電機(桜井)
 1.三相交流発電機
手巻き発電機付きラジオを分解してみたら、三相交流発電機ということが分かった。外部にリード線を取り出し、付属高校の理科実験室にあった三相誘導電動機の原理模型に接続してみたら、うまく回転することが分かった。

 2.前回紹介したハードディスク内の超強力マグネットの取り出し。

 3.クランプテスターによる各種電球の電流測定と明るさ比較。

 4.マグネトップ(商品名、磁気誘導による長時間回転コマの原理)

 今回はホームページ上の写真、デジタルカメラとTVモニターによる拡大映像を積極的に利用したが、好結果を得られたと思う。

3.スーパーサイエンスハイスクール物理の案(川村)

 2002年4月10日に,「科学技術・理科大好きプラン」の一貫として,全国26校がスーパーサイエンスハイスクールの研究指定を受けた。
 科学技術・理科大好きプランでは,スーパーサイエンスハイスクールを始め,大学研究機関等と教育現場の連携,先導的科学技術用教育コンテンツの開発,理科教育設備の重点的整備,国立科学博物館の充実の5つの手段が提案されている。京都教育大学附属高校での物理分野では,1年:科学技術,2年:エネルギー科学T,3年:エネルギー科学Uを行うことにより,世界に通用する研究者や技術者の養成を図りたいと考えている。
 詳しくは,ココ(↓)を見て下さい。
 ・一太郎形式(119kB)
 ・一太郎形式を圧縮(22kB)






4.サイエンスワールド(東)

6.燃料電池(内田洋行型)(若尾)


●参加者の感想(メーリングリストより転載)

6月8日の第12回例会には新参者の私をあたたかく受け入れていただきありがとうございました。集まったみなさまのいきいきした顔に囲まれて幸せな時間でした。

今日は本当に楽しかったです。すっごいいい経験でした。
大人の人の中に混ざって話しを聞いたりするのって初めてだったんで、はじめは緊張しましたが・・・。今度も行きます!!!
できれば今度は公開講座から行きたいです。。。
今日は本当にありがとうございました。楽しかったです。