第20回例会報告(さわやか・アジレント実験教室研修会)
2003年5月31日(集合:午前9時 場所:京都市立錦林小学校ふれあいサロン)
午前 京都市立錦林小学校 キット:カリンバ 「さわやか科学実験教室」研修
午後 会場『京大会館』 キット数種類
【第1部】『わくわく!科学実験教室』実践編
午前10時〜午後12時 錦林小学校にて
参加スタッフ:
さわやか福祉財団から大阪事務所から鈴木さんと貝さん、北村さん
アジレント・テクノロジー株式会社から森本さん
サイエンスEネットから川村、桜井、宇高、松井、川村、赤路、柴田、鈴木、牧
錦林小学校児童28名を対象に、『カリンバ指ピアノ』を作りました。
音ってなーに?音はどこで聞くの?どうして高い音・低い音になるの?
子供達は、色んな問いかけに元気良く答えてくれました。
また、自分ではじいた音を耳でよく聞いて、音階を作りました。
自分で作った楽器は大切に持ち帰って、家族に披露した子供もいたようです。
【第2部】『わくわく!科学実験教室』研修編
午後1時半〜5時まで
京大会館会議室
参加者
森本さん(アジレント)、北村さん(さわやか福祉財団)
Eネット:川村、桜井、宇高、松井、川村、赤路、柴田、鈴木、山方、牧
わくわく!科学実験教室でアジレントテクノロジー社から提供して頂ける10種類のキットのうち、5種類のキットを実際に作りました。
(泥棒を捕まえろ、ふくろうのぺリット、イライラ・ハンドゲーム、オーブレック、ニュートンのロケットカー)
イライラ・ハンドゲーム
一同、童心に返り、講師の指示に従順に従いながら研修は進みました。
オーブレックのなんともいえない感触にどろんこあそびを思い出し、イライラ・ハンドゲームでは桜井さんの突進を誰も止めることができず、圧巻は、ふくろうのぺリット・・・少し腰が引けた年配チームに代わり、ぺリットを必死で探る高校生コンビには敬服いたしました。
鈴木さんの輝く目、柴田さんのすばやい手元・・・すごいです。
とにかく楽しく、アッという間に時間が経ってしまいました。
子供達との『わくわく!科学実験教室』本番が楽しみです。
講師の森本さん、ありがとうございました。
ここからは,Sさんからの報告です
「泥棒を捕まえろ!」
黒インクを水を使ったペーパークロマトグラフィによって顔料を分析するという方法で犯人を見つけるものなのですが、ただの黒いインクから赤や黄色、青などの鮮やかで美しい色がとても楽しく実験させていただくことが出来ました。
またチョコレートでのペーパークロマトグラフィも、普段このような着色料のついたものを食べていると思うと少しゾッとする面もありますが、とても面白く興味深い物でした。
「ふくろうのペリット」
ふくろうのペリットという日常ではなかなかお目にかかれないものを使ってふくろうが食べた動物の骨や、ふくろうの羽毛などの観察するもので、解し始めるとすぐに骨を見つけることが出来、付属の表を使って何の動物の骨かを調べました。苦手な方もいらっしゃったようですが私は完全にはまってしまい、本当に楽かったです。
「イライラハンドゲーム」
小さな金属の輪をそれに通っている裸電線にショートさせないように動かし、ショートした時には赤いLEDが点る仕組みになっているゲームです。簡単な回路を自分の手で作り、このような面白いゲームを作ることが出来るので達成感もあり良かったです。
「オーブレック」
白い粉に水を加えるとなんと緑色の物体に変わり、またその感触がなんとも言えず液体のように流れるのに触ってみると指を跳ね返すような感覚があったり、圧力をかけるとその部分だけ柔らかくなったりと五感を使って楽しめるものでした。
「ニュートンのロケットカー」
風船をふくらませて手を放すとその風船から出る空気が大気を押し、車が動くというニュートンの作用・反作用の性質を利用したものです。車のデザインを考えたり、車輪を取り付けたりとプラモデルを組み立てるように楽しめ、また風船を大きく膨らませたり小さく膨らませたりすることで速さや距離が変わり、とても面白かったです。