第29回サイエンスEネット例会


「サイエンスEネットでの水空電気製作実演」

3月13日(土)京都教育大学附属高等学校(京都市伏見区深草関屋敷町)
で行われた「サイエンスEネット」の例会(勉強会)にて、弊社の「水空電気」
の製作実演を行いました。

「水空電気って何?」と思われる方も多いと思います。弊社が平成15年度資源
エネルギー庁のエネルギー教育用教材作成・配布事業(高校に配布)に採択された
固体高分子型水電解・燃料電池両用キットの製品名です。
水を電気分解して水素をつくり、その水素を使って燃料電池を作動させ電気を
発生させるキットです。水から電気を起こす、水と空気(酸素)から電気を起こす、
自らの手ですべてつくる、これらの意味から水空(みずから)電気と名付けました。

さて、実演ですが、最初からこのキットを製作すると約2時間かかります。今回は
30分くらいでということでしたので、事前に一部組み立てて臨みました。それでも
皆さんが熱心なので、ついこちらも力が入り結局1時間近くかかってしましました。

特に電極接合膜を家庭用のアイロンで接合する場面や、最後に燃料電池を
電子オルゴールと接続して音が出た瞬間などは、皆さんが興味深く見守ってくださり
拍手も頂戴しました。また、たまたま部屋にあった小さな風車につなげて回った時
や、燃料電池に
一瞬電気を流すと(電池を接続)一時的に電圧が上がって燃料電池がパワーアップ
した時も会場内が大変盛り上がり、楽しくご説明する事が出来ました。

会社の外で実演するのは実は今回が初めてでしたが、熱心な皆さんの適切かつ
鋭い質問や暖かいサポートにも助けられ有意義な時間を過ごせました。これを機に、
実演方法や
内容のレベルアップを図っていきたいと思っています。また、そのヒントもいくつか
頂くことが
できました。大変有難うございました。これからも宜しくお願い申し上げます。