サイエンスEネット(Seience E-Net)第4回例会報告

                                                   10月28日土曜日

 第4回,例会,無事盛会におえることができました。

  今回は,角川さん親子がおいでになり,ファミリームードでの例会となりました。これからも,親子でどしどしとご参加お願い申し上げます。

参加者(以下敬称略):萬處展正,河野司明,角川佳久子,角川隆英,角川晃一,松森弘治,阿部香織,松岡瑞久,川村康文 以上9人

   * * * * 当 日 の プ ロ グ ラ ム* * * *

1.安上がりはく検電器ニュータイプ:萬處 展正(Nobumasa Mandokoro)

2.平行電流の力:萬處 展正(Nobumasa Mandokoro)

3.運動エネルギーと仕事:萬處 展正(Nobumasa Mandokoro)

4.エネルギー保存:萬處 展正(Nobumasa Mandokoro)

 以上の4つの実験紹介は,萬處先生のHP(http://homepage2.nifty.com/manchan/seitoj.htm)に,説明がなされていますので,
 そちらを,是非,ご覧ください。


5.地震の立体震源分布モデル:松森 弘治(Kohji Matsumori)
 
 日本付近の比較的規模の大きな地震の震源分布と深さとの関係を考察することがねらいである。
 ◎準備物と工作方法
  ア 震源分布を深さ100qごとに記した分布図6枚とA4透明シート(OHPシート等),ロの字形の紙枠5つ(厚さ1p)
  イ 分布図の震源データを透明シートに写し取り,紙枠を周囲に接着する。
  ウ 深さごとにシートを積み重ね,全体を紙箱で包む。この際紙箱の正面と上下の面は開けた状態にする。
  エ 接着にはのりまたはセロハンテープを使用する。
  オ シートへの着色はサインペンを用い,深さごとに色を変えるなど工夫すると良い。
 ◎例会での質問等。
  深さ方向の縮尺。偶然水平方向と同じ,1p=100qとなり,傾斜が実際と同じになることが確認できた。
  側面の紙枠は透明にした方が立体分布がよくわかるとの指摘をうけた。
  現物を見ながらのやりとりが例会のよさだと痛感した。
  このテーマは「親子実験本第2集」に掲載予定。


6.安上がりポインタ+:河野司明( Kohno)
 高輝度LEDを使ってポインタもどきをつくります。
 フィルムケースと使い捨てカメラのレンズ、LEDを組み合わせるだけです。
 作成工程については、近日公開予定の私のHPを参照にしてください。
 (文章にするとやたらと長くなるので。もし、ご要望の方がいらっしゃいましたら個人的に送らせていただきます)


7.偏光板工作:河野司明( Kohno)
 偏光板にセロテープを貼るだけの工作といえない工作。
 でも、仕上がりはステンドグラスのようなきれいさ!!
 一般に偏光板での発色は演示が多いので、工作にしました。
 やりかたはご存知のとおり、偏光板の片面にセロテープを貼りつけて(適当でOK)貼った面を重ねるだけです。
 (偏光板は2枚要ります)子供の自由にできるという点と遣り直しが何度でもできる(セロテープをはずせばいい)という点がセールスポイントです。


8.はかるくん:川村 康文(Yasufumi Kawamura)

 みんさま,ご存じのはかるくんです。今回は,「エネルギー・環境問題総合教育用地理情報データWebシステムの構築と活用」プロジェクトの一環として参加です。以下にその概要を紹介します。
<目的>
 全国規模で中学、高等学校等の参加と連携を求め、自然放射線の絶続的な測定結果を題材に、インターネットに接続された「エネルギー・環境問題総合教育用地理情報データWebシステム」の構築と活用を通じ、エネルギー問題や、人体、環境への影響理解を総合的に深める。
 学校教育用としてエネルギー・環境問題を深く理解させるための情報提供を目的に、インターネットとGIS(Geographic Information System:地理情報システム)を活用し、全国規模で利用可能なシステムを構築することにより、従来にない新しい教育手法と教育環境を教育現場に提供する。
<概要>
(1)システム構築
 東京北の丸公園にある科学技術館(弊財団が運営)に「エネルギー・環境問邁総合教育用地理情報データWebシステム」を開発、設置しインターネットに接続する。全国規模で、インターネットに接続可能な中学、高等学校の参加を求めエネルギー・環境に関する各種データを継続的に測定し本システムに蓄積、その結果を活用し共同学習に供するよう協力を要請する。
 参加校からの測定結果処理要求については、教科に応じ蓄積した測定データをGISの持つ各種解析、統計処理機能により処理して、地域特性を踏まえた分析結果を返送可能とする機能を本システムに持たせ、エネルギー・環境問題への理解を深めさせるための情報提供システムを構築する。
 本システムの基本仕様については、学識経験者、中、高校教諭から成るシステム仕様検討委員会により策定する。
(2)実証・実験
 エネルギー・環境に関する測定対象データには種々のものがあるが、本提案では自然放射線を測定対象とし、医療をはじめ暮らしの中で深い関わりのある放射線、放射能について正しく認識させるとともに、人体、環境への影響についての知識と理解を深めるものとする。
 放射線測定については、簡易測定器の無償貸出制度、手作り測定器等を活用し全国規模で継続的に実施する。その測定結果をインターネット経由にて「エネルギー・環境問題総合教育用地理情報データWebシステム」に集積しGISの各種分析機能を用いて可視化し、太陽活動による変化、標高による変化等の物理、地理、地学的分析を加え総合的に考察する。
 教育現場での本システムの利活用については、学識経験者、中、高校教諭から成る教育実践委員会により、指導方法及び効果的な展開方法を策定する。
無償貸出制度:財団法人 放射線計測協会 〒319−11茨城県那珂郡東海村白方白根 2−4 業務部 にて簡易放射線測定器「はかるくん」を無償貸出中



9.クリスマス京都レクチャー:川村 康文(Yasufumi Kawamura)

 現在,本番の12月24日にむけて,着々と準備中です。


10.サイエンスEネットHP:川村 康文(Yasufumi Kawamura)

 奈良新聞での,実験工作の連載が軌道にのりだしました。
 東洋館出版社と貴社が展開する東洋館出版コミュニティe-senseiのページをリンクしました。
 第一学習社とリンクしました。


11.エコ電卓:川村 康文(Yasufumi Kawamura)

 京都教育大学附属高校の一部の生徒が,京都市の「京都市エコライフモニター2000」に参加しています。
 サイエンスEネットのーメンバーでもある京都市の宇高史昭さんとの協力により,例会で「エコ電卓」をプレゼントしました。


参加者の感想欄:  発表をしてない方は,是非是非,感想をお願いします。