日程:2001年10月27日 午後2:00〜5:00
* * * * 当 日 の プ ロ グ ラ ム* *
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1.気体検知管の実習(ガステック社方式)(川辺俊雄)
今や,小学校・中学校の理科の教科書に載っている気体検知管の実習を行いました。
一番下が普通の空気の濃度でで21%,一番上が呼気の中の酸素残量濃度で11%,真ん中がロウソクが消えた時の酸素残量濃度で16%でした。
さらに詳しくは,http://www.gastec.co.jp/ をみてみよう。いろいろな計測結果のデータがのっているよ。例,自動車やディーゼル車の排気ガスの結果など。
2.雨をつかまえよう(間々田和彦)
本日,京都教育大学附属環境教育センターの公開講座で行った「雨をつかまえよう」実験を,例会でも行いました。雨粒のつかまえ方をみて頂きました。
間々田和彦「雨粒をかためよう」『サイエンスEネットの親子でできる科学実験工作』2000,pp.100-102
3.自由に動くレンズの作図(間々田和彦)
「像はどう(ぞう?)結ぶ」凸レンズを通った光が結ぶ像を教えるのに最適グッズです。工作用紙と綴じ紐と手間で出来ます。光軸に平行な光線は焦点を通ることを基線に、レンズの中心を通る光は直進することをあわせた物です。中心に綴じ紐で光線に見立てた紙の棒を通したのがポイントです。
4.感光器での実験(間々田和彦)
「だまさないぞ光の減衰」火のついたろうそくにペットボトルをかぶせると、次第に光が弱まり、消えてしまいます。そのとき『感光器』(光の明るさを音の高低に変える盲学校理科実験で必須アイテム)をセットしておくと、目ではまだまだ明るいのに音が下がっていきます。だんだん弱まって行くのは分かっても、どうしても目は補正してしまいます。これで客観的に分かる!!!
感光器を使った音程の変化の実験(kankoki.mpg)
5.これならできる,片手で着火(間々田和彦)
「これなら出来る、片手で着火」(筑波大学附属盲学校濱田志津子先生が考案)マッチの擦る面を張り付けた塩ビ板に、小さな吸盤がいっぱい着いたお風呂場で石鹸が滑っていかないグッズをつけると、片手でマッチをすることが出来ます。試験管で発生した水素への引火に最適。このグッズ、実験台に上に張り付けると、ビーカーもくっつきます。300円くらいで売ってます。
6.「偶然の角」の一般化に向けて(小宅邦夫,サポート河崎哲嗣)
「偶然の角」を中高生がよく疑問がありました。しかし,それらは二等辺三角形を対象にしたものである。
今回は,これらを,一般の三角形で考えてみました。
7.輝く地球(川村康文)
いまや,100円ショップで地球儀と蓄光シートが売られています。地球の「海」の部分に,蓄光シートを貼り,蓄光シートに光をあててから,部屋を暗くすると,暗闇の中に輝く地球が鮮やかに浮かび,とても感動的です。
回転する地球(earth.mpg)
8.とっても簡単ペットボトル型箔検電器(川村康文)
ペットボトル,アルミ箔,ゼムピン,食品トレーを利用するだけで,とても簡単に検電器が作れます。ストローとティッシュで静電気を起こし,検電状態を作っています。
「はく」アルミはくを長さ15cm,幅8mm程度に切りそろえ,ゼムクリップで2枚重ねにする
「検電器の頭部」ペットボトルのキャップに食品トレーを両面テープでとめ,食品トレーにアルミはくを巻き付ける。
ペットボトルのキャップの中央部に穴をあけ,ゼムクリップをとおす。
ペットボトルのキャップにとおしたゼムクリップに,2枚重ねにとめたゼムクリップをつるす。
検電器の頭部を,ペットボトルにおさめる。
完成です。
9.点滅ダイオードクリスマス実験(山口道麿)
第3回クリスマス京都レクチャーで行う予定の点滅ダイオードの実験を紹介しました。
10.福祉deビンゴ(角川佳久子)
かつら川ふれあい祭(2001年11月11日,日曜日)において,行う福祉deビンゴの紹介を行いました。
感想欄:
残った疑問:
これについて,意見やアドバイスのある方は,是非,サイエンスEネットML上で,ご議論頂けますようにお願い申し上げます。また,サイエンスEネットの会員でない方は,松森弘治(PAF02635@nifty.ne.jp)まで,是非,ご意見・アドバイスをお願い申し上げます。