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15 紙コップロケットを飛ばそう
−空き缶の中でエタノールの燃焼(爆発)させよう−
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松山市立道後小学校 宮本 正記 松山市立道後小学校 中越 裕三
● どんな実験なの?
この実験では、空き缶の中で気化したエタノールを燃焼、爆発させ、そのエネルギーで紙コップを飛ばします。
● 用意するもの
無水エタノール(99%以上のもの)、霧吹き(できるだけ細かい霧を出すことができ、1回あたりの噴霧量が0.2m?以下で安定しているもの)、350m?の空き缶(スチル缶の方がつぶれにくい。)紙コップ、チャッカマン、空気入れ(空き缶乾燥用)、ぬれ雑巾、水入りバケツ
● 実験の仕方のコツ
1 350m?の空き缶の上部を缶切りやニッパー等で切り取り、ケガをしないようにラジオペンチ等で切り口をつぶす。側面下部に5oの穴を一つドリル等で開ける。
2 空気入れ等で空き缶の内部を乾燥させる。
3 缶の中にエタノールを霧吹きで約0.2m?噴霧する。缶の内側がエタノールで湿っていてもよい。
4 紙コップを空き缶に強く差し込む。
5 床や机の上に置き、チャッカマンで側面6下部の点火口から点火すると2m前

後上に飛び上がる。
● 気をつけよう
爆発(発射)後、すぐに缶を素手でさわったり、のぞき込んだりしてはいけない。缶が加熱していたり、残りのエタノールが燃えていたりして火傷や火災のおそれがある。万一のためにぬれ雑巾や水入りバケツを準備しておく。エタノールの管理にも留意する。
うまくいかないときは、空き缶の中をよく感想させる。また、気温が低いときは、缶を両手で温めてから、エタノールを噴霧し、点火するとよい。
● 参考になる資料
・左巻健男+内村浩編著「おもしろ実験・ものづくり事典」p279 東京書籍(2002)