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 34    ポンポン船を作ろう  
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                      愛媛県立松山東高等学校 森岡 淳二
 
● どんな工作なの?
 ポンポン船は、水蒸気の力で動く蒸気船です。ポンポン船のエンジンの構造はとても簡単で、ボイラー(かま)とボイラーから伸びる2本のパイプからできています。ポンポン船を作って、どのような仕組みで船が動くのかを実験してみましょう。
 用意するもの
 アルミパイプ(直径3o、長さ30pくらい)、丸棒(直径2pくらい)、ろうそく、
 マッチ、カッターナイフ、キリ、スポイト、ボンド、船体(軽いほどよい。アルミ 皿やバルサ材などで作る。)
 工作・実験のしかたとコツ
(1) 作り方
 @丸棒にアルミパイプを巻き付け、ボイラー部分を作ります。
  このとき、パイプが折れないように注意します。
 (パイプと丸棒を押さえ、パイプの一方を引っ張りながら、
  ゆっくりと丸棒に巻き付けるとよい。)
 A船体の後部に穴を2つあけ、パイプを差し込んで、パイプの両端が水中につかる  ようにボイラーを取り付けます。
  このとき、うまく取り付けられ
  るように、パイプを曲げるなど、
  工夫してみてください。パイプ
  の端の長さが違うときには、カ
  ッターナイフで切りそろえます。
 B船にあけた穴とパイプのすきまを、ボンドでふさぎます。
(2) 動かし方
 @パイプの一方の端から、スポイトなどで水を入れます。このとき、パイプの中に  空気が残っていると、うまく動かないので注意します。
 A船を水に浮かべ、ろうそくの火がボイラー部分にうまくあたるようにセットしま  す。しばらくすると、船が動きはじめます。
 Bポンポン船はどうして動くのか、考えてみましょう。
 気をつけよう
(1) カッターナイフやキリなどで、けがをしないように注意してください。
(2) 火を使うので、やけどや火事に注意してください。また、アルミパイプも熱くな るので、やけどをしないように注意してください。
 参考になる資料
・Newtonムック 「大人も感激の科学の工作」 株式会社ニュートンプレス(2003)
・学研の「科学」「学習」編 「100円ショップで大実験!」 Gakken(2000)