日時 | 平成15年10月16日(木) 5時間目・6時間目 |
場所 | 枚方市立樟葉南小学校 |
内容 | 実施対象:同小学校3年生の児童全員 実施実験・工作:『水ロケット』 指導講師:京都教育大学教育学部附属高等学校 長濱 聖 (サイエンスEネット事務局長&きっづ光科学館ふぉとん) サイエンスEネット 事務局 角川 佳久子 小学生3年生を対象として、事前に理科等の授業で製作したペットボトルロケットを 利用し、空気の圧力と作用・反作用の関係、ロケットの飛ぶ仕組み、推進力の 体験的理解を行うために『水ロケット』を簡易的に行うことのできる教材 開発ならびに体験理解を深めるための支援を行った。 自転車(ボール)用空気入れ ゴム栓 ペットボトル ビニールテープ ガムテープ アルミパイプ 塩ビパイプ ゴムホース (これらはいずれも工具点で準備可能) |
内容報告
前半は、打ち上げに関する安全面の説明を中心に、作用・反作用の関係、飛ぶ仕組みを、空気入れを利用して加圧にすることでロケットがなぜ飛ぶのかを実体験した。また飛行後に、ペットボトルの中が白く曇ることから、急激の圧力の減少で雲ができることも説明し、普段何気なく見ている雲のでき方についても考える時間をもった。
後半は、実際に水を1/2〜1/3程度いれた時に同じように飛ばしたときにどのくらい飛ぶのかを考えてもらいながら、まずは演示者の方で、実際に行い、予想とどう違うかを考えた。その後、よく飛ばすためにはどのような角度でどのくらいの水の量が必要なのかも考えながら、飛ばしては体験的に確認することを中心に、何回も時間の許すかぎり飛ばした。
このとき、水のでてくる勢いで、児童は濡れてしまいましたが、それも勢いを体で体験することで得る、力のすごさも体験する良い機会でもあるため、ただできあがりの機材で圧力を体験しないものでなく、ここでは、自分で発射台も手で持ち、空気入れで空気をペットボトルに送ったときに自分の手にかかる力を体験し、その力に負けないように防ぐように手で握ることでよく飛ぶことも理解でき、視角、触覚も使ったよい内容のものであった。
はじまる前から、楽しみにしていた児童の姿が非常に喜ばしいものでした。着替えのある中ですが、しぼれるくらいに水をかかって楽しんでみんなで協力して実験を進めることができたことは非常に有意義であったとおもう。また2年生の児童も見学にこられたが、目が輝いて、すぐに混ざってつくって飛ばしたいと既に楽しみをもっていた。