日時 平成15年10月23日(日) 15時00分〜16時30分
場所 樟葉南小学校
内容 単 元:「光と影」小学校3学年理科教科書単元
テーマ:学校教科書の進行方法と授業での実験工作の活用法
 
参加者:樟葉南小学校 3年生担当の先生方、長濱聖
 
教材の活用と実験教材の開発
 既に仮説授業用のすばらしい教科書が作成されており、基本はこの仮説を使いながら子供たちに身近にある光の起こすさまざまな現象に興味をもってもらい本当の意味での理解を深めるための教材として、『日時計』『影絵箱』『対象鏡』を紹介した。

内容報告

 光は目に見えないものでもあり、教える側としては、難しいものであるが、本来の光の性質をこども達に楽しく理解を深めるために、
 1.光と影の関係、地球の自転の説明に利用される日時計をこども達に工作でつくる
 2.影絵のできる簡易的な楽しみのある工作を行い、光の広がりや影のつき方について理解を深める
 3.光の直進と屈折、反射を有効に説明できる教材開発、カリキュラム開発
 4.学習指導要領の利用と光の教育の再構成
を中心に活発な会議となった。
 特に、おどろいたのは、小学校の教科書の中で、『太陽は(太陽の光は)直進する』との表記に驚いた。確かに、光子(光の粒子)とすれば、ひとつひとつは直進ではあるが、普段身近にある光(太陽や蛍光灯、豆電球など)は、広がる性質があることを無視した??内容で、誤解のある内容がそのまま伝わっていたことである。全ての光は直進であるとのことは、ものすごい大変な問題にもつながるため、教科書単元では、影や性質や生活への応用が一致した内容で構成されていないこともあり、その構成として、光と影のかかわりの中で、光のない世界では『もの』の形や色が見えないこと、影をまとめとして、日時計をつくりあげて確認を深める。光の広がりの説明の際に、レーザー光や懐中電灯を利用した光の性質と、影絵箱の製作による理解、性質のところで、鏡を置いたときにみえる像の違いや、光を反射するものを探し出すような探検学習を導入することで進めた。
 指導要領の枠をでるないようについては、本当の意味での理解を促し、かつ楽しく興味をもつためのものでもあるので、指導要領にプラスα-で問題ないのではと提案。
 次回30日に実際に工作を検討する。

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