日時 | 平成17年11月19日(土) |
場所 | |
内容 | 1.開会式と事務連絡 2.科学技術振興機構による理科大好きボランティア活動支援事業の概要説明 3.講義T: 川村康文 講師(サイエンスレンジャー) 『実験教室開催の具体的方法論』 4.講義U: 佐藤昌孝 講師(サイエスレンジャー) 『光の実験』 5・6. 講義V: 佐藤信哉 講師(富谷発明クラブ) 『手回し発電とその応用』 手回し発電器を製作(ハンダづけ無しで30分) 手回しから風力、水力への展開<実例紹介 発電から蓄電(キャパシタ、燃料電池)ソーラーカーへの応用<実例紹介> 講義W: 渡邉智和 講師(サイエンスレンジャー) 『電磁誘導で 市販のマイクがスピーカーに変身』 銅線と磁石を用いてマイクを製作、それがスピーカーにもなる実験 7.講義X: 山本明利 講師(サイエンスレンジャー) 『安全講習』 8.全体まとめと閉会式 |
報告・感想など
今回はそうそうたるメンバーの中に、一人闖入しましてあまつさえ渡邊先生には二コマ担当していただき申し訳有りませんでした。また、間々田先生TA有り難うございました。
中には東京と仙台をはしごの方もいらっしゃいました。
確かに、今まで無かったのが不思議な研修会だと思います。このような多種多様な方々が集まりますと得る物は大きいですね。
当初は上記内容を予定しておりましたが結局のところ『手回し発電』と『ソーラーカー』が手いっぱいでした。考えてみれば子どもたちとも『手回し発電』、『ソーラーカー』それぞれ2時間半かけて製作しているのですから欲張りだったのですね。あの時受講されたみなさんには説明しましたが、まず『充電(キャパシタ)式ソーラーカーを作る』が有ってそれに充電するにはどうするか? から始まった『手回し発電』だったのです。ジェネコンは高くて一人一人に渡すだけの数は無理、ならば何とか作ってみよう じゃモーターはどれを? ギヤはなにを? 2年間の紆余曲折を経て今回の形になりました。
私も丹野さんと同じく地域内の『理科おもしろ講座』に子どもと参加してはまった口です。理科離れ、工作嫌いと言われるようになってしばらく経ちます。もっともこれだけ便利な世の中だと、自ら『不便』を『便利』にするような機会もなかなか無いのでしょうね。その中でいかに子どもたちの興味を引く教材を提供できるか? 結構毎回綱渡りのような『スリル』があります。(汗)
最後に話し合いのテーマの中で
(2)『子供会などでイベントを開いても子供が集まらない』
これに付随して『参加してくる子どもの年齢がだんだん低下している』と言うのが有りましたが、確かにそのような傾向は当地でも見られます。これは保護者の『早期教育信仰』と理科実験等の体験は1回経験させれば事足りると考えていることが要因ではないかと私は思います。スポ少などは継続させるのですが『理科教室』は内容が目新しくないと参加が極端に目減りします。
実際同じ内容でも子どもは成長に応じて考え方や取り組み方も違ってくるはずなのですが、『あれは一回やったから』ですまされてしまっているのが現状です。この辺りの認識を新たにさせるには有識者が『繰り返し学習』の大切さを力説・布教する必要が有るのではないでしょうか。
佐藤信哉