日時 | 3月12日(土) 10:00〜12:00 |
場所 | 京都・常磐野小 |
内容 | キット:ふくろうのペリット 参加児童:近隣の児童24名 スタッフ:沖田紗世子・参加した児童保護者・地域の方 ・小川健一校長・松井真由美 |
感想
今回は本の読み聞かせも入れて参加した児童だけでなく保護者・スタッフが集中した時間でした。出てくる骨にも感動してました。ふくろうのことについて図鑑や写真を見ての話をしたあと、絵本のお話が入るとふくろうの生活がよくわかりました。ペリットの説明には人の消化器系の本(図)とふくろうと違いを説明。食物連鎖のことは図を使ったりお話をしただけではなく絵本を読んでもらうことで(こちらが)伝えたかったことが判りやすかったと思います。
絵本の「がぶり もぐもぐ!」では、途中にふくろうが食べられてしまうお話です。今までの教室では「ふくろうは森の王様なんだよ」って伝えてきたことと資料はふくろうが頂点にある図だったので、沖田さんは教えていく段階で混乱するのではと悩んでおられましたが、読み聞かせのあと地球上に住むので頂点にたつのは今のところ人間。人は生きるエネルギーを植物からも動物からも頂いていること。太陽の光や水・土からも頂いているから環境をできるだけ大切にしようねと終わりました。
「参加した子どもから取り出した骨を大切に保管するにはどうしたらいいですか?」と質問がありました。すぐには答えられないので専門の方にお聞きして返事を伝えたいと思います。
松井真由美
報告・感想など
本日12日京都常磐野小学校での”ふくろうのペリット”の実験教室の中で本を読むという形の参加をさせていただきました。
最初に松井さんからふくろうについての簡単な生態と体(羽根や目について)の説明があり、ふくろうってどんなのかな? 見たことある? と問い掛けていろんなぬいぐるみや写真をだして姿の確認をされました。また食べ物についても手作りのねずみや蛇やみみずを見て子ども達は喜んでいました。
写真だけの平面的なものだけより立体が入ることで子ども達への印象は強くなり良かったと思います。
次にふくろうの生態と生まれて大きくなるまでのことが書かれている本を読みました。「ふくろう」 宮崎学 写真と文 福音館書店あまり大きくない本だったので、見えたかなとちょっと心配でしたが。。
次はいよいよペリットの出番。みんなピンセットや竹串を使いながらひとつずつ、ひとつずつほぐして取り出していました。三匹のねずみの頭蓋骨が出てきて喜んでいる男の子、最初から大きな骨が飛び出ていて全部出してみたら鳥の骨だった女の子、見事にプリントの骨を全部出して並べていた女の子、最初はキモチワル〜イと言っていた子ども達も素手でほぐすようになっていました。松井さんのフレンドリーな声かけにいろんな小学校から集まった子ども達もうちとけて楽しそうでした。
11時半を過ぎた頃、松井さんから食物連鎖に関してふれるお話をされた後 「がぶり もぐもぐ!」 ミック・マニングとプリタ・グランストローム作 藤田 千枝訳 岩波書店 を読み、終わりました。
ビデオやテレビは映像として次々流れてくるけれど本を読んでもらうというのは”間”があるのでその間に聞き手が想像でき、イメージを膨らませられる時間があるので、いいな、と新ためて感じ私も見入ってしまいました。と終了後、保護者の方からお言葉をいただいたので嬉しかったです。
私が参加した実験教室の中で”本を読む”というのは初めてでしたが、このMLの中におられるのりまきさんが提唱されている科学実験とよみきかせのドッキングであり、たまには、このような形での試みも面白いかなと感じました。そして、本が好きになってくれる子ども達が一人でも増えたら、こんなにうれしい事はありません。
沖田 紗世子