第3回・第4回わくわく!科学実験教室
日時 平成17年7月30日(土)10:00〜12:50,13:30〜16:00
場所 城陽市東部コミセン会場
内容 スタッフ:梅川眞壽男・沖田紗世子・松井真由美・センターの皆さん
潜望鏡(小学校低学年)
マッチングゲーム(小学校高学年)

全体報告

潜望鏡
光の反射って何だろう?という問いかけから、子ども達はそれぞれに鏡と紙と鉛筆を持って、鏡を見ながら、文字を書いてみる。なかなか難しくて”えっーわからへん!”と叫んでいた子どももひとつこつがわかると自分の名前を全部書き上げ、隣の弟に教えていました。
次に鏡で見えるように右と左が同じようになっているものを”左右対称”と言うんだよ、と言うことを学びましたが、言葉そのものも、それが持つ意味を理解するのも、この年齢では ちょっと難しい感じがしました。
鏡の角度を変えていろんなものをいくつも映し出す実験には、配られたシールだけでなく、みんな、それぞれに身近なものを出してきて映し出し自由に楽しむ姿が印象的でした。
講師をされていた松井さんが、テーブルを回って、子ども達の発見を見つけ出し、発表させておられたので、それを聞いて同じことをする中からまた次の発見に繋がる糸口を見つける(例えばシールを少し折って映し出すと、立体的なリングのような形ができる)子ども達の想像力はすごいなあと思いました。
潜望鏡の仕組みはいまひとつ理解できなかったためか、子ども達には鏡で自由に遊ぶこの時間がとても楽しそうでした。
事前に、鏡の淵はセロテープで一つずつくるまれていました。大変な作業ではありますが 怪我のことを考えると、これは絶対必要なことだと思います。

マッチングゲーム
配線を間違えないようにと松井さんが工夫された色違いのシールを貼るというのは非常に効果的な方法だと思います。飛び入りで、二、三年生の参加もありましたが、難なくすぐに作り上げました。
工作過程で一つ気になったのは、LEDを付けた後ボルトの調節をするのに机の上にぺたんと置いていたために、表に付けたLEDが壊れないか気が気ではなかったことです。
以前のように台が木製ではなくウレタンに代わったため、しっかり台を立てた状態でねじの調節をするのではなく、ドライバーを使わなくてもねじが十分に締まるので、私のテーブルではドライバーを使わずナットを手で回す子どもがほとんどあったため、表のことと忘れて裏から必死で回していた為と思われます。
ドライバーを使うという機会が日常生活の中では少ないせいかもしれませんね。
沖田 紗世子
午前も午後も良い汗流して良い活動の内容ではありませでした。正直、冷や汗やら泣きたくなるぐらいの教室でした。午前中の低学年は『ざわつく・ひとりずつ勝手に進む』ことに注意したらテーブルを回っている時に、『鬼ばば〜怖い』などと言われて、怖い顔をしてたんだな〜と反省するやら、『何してるんだろう』と落ち込んだり『もうイヤだ』と腹立てたりしてました。
一夜寝て反省してます。子供たちに注意することをしてはいけなかった。全部私の力不足なんですよね。十分に勉強をして行ったつもりだったのですが、要点を上手く伝えることが出来ず、子供たちに(集中しなくても)少し静かに聞いてもらうことを無理な強要をせずに、聞いて貰えるような資料作りをしなかったことが今回の結果だったんです。
難しい内容でも、誰にでも判りやすい内容をもっともっと勉強することが必要だったと反省をしてます。
科学の楽しさを十分に伝えることを道具やクイズをまじえて私なりに工夫をしたのですが、人に伝えるのはほんとに難しいです。
窓口をして頂いた梅川さんはじめ、依頼者側の東部コミセンの方には、多大なご迷惑をおかけしたことお詫びします。

---午前の部---
【参加した保護者の感想】(抜粋)
・低学年には内容が少しむずかしい。
・説明がよくわからず、作り方がわかりにくかった。
・低学年には理解できない(説明の言葉使い・角度の概念等)

【子どもたちの感想】
3年・・すごいと思った。なぜなら、鏡で鏡を反射できるからです。
・潜望鏡を作るのが楽しかった。
・潜水艦のしくみが良くわかった。鏡の楽しさが良くわかった。
・漢字『岡』が、左右対称ってわかった。
2年・・少し難しかった。(3人)
・すごかった。おもしろかった。
・絵を書くのが面白かった。
1年・・不思議やった。
・せんびょこう(潜望鏡のこと)が難しかったよ。
・おもしろかったぶー
・名前を鏡を見ながら書けて嬉しかったです。

子どもたちは、それぞれ工夫をして、鏡の角度を変えながら、鏡の中央にはさんでみたり、何個も重ねてみたり、潜望鏡を3つも繋げて見てみたり、それはそれで楽しそうな時間もあったと思います。とても絵が上手な子どもが多かったです。

---午後の部---
センターの方にも説明の部分助けていただきました。興味ある子が多かったのか、とても良くいろいろと知ってました。電気のしくみからダイオードのこともよく理解してる子どもが多かったように思います。作業にしても、器用な子どもが多く少人数だったこともあるのか、丁寧な時間に過ごせたと思います。
『地球温暖化』のことも少し子どもたちに聞いてみました。植物の呼吸についても話題が出ました。未来のエネルギーについてもしっかりと学校の勉強をされている子どもさんが多かったです。

【子どもたちの感想】
・電池のことが良く分かった。電池がついたり消えたりするのが面白かった、電流について詳しい説明してもらって楽しかった(6年男)
・すごく今日は工作が出来て楽しかった。
・電気の流れについてわかった。作るときねじを巻いたりするのが大変だった。始め作るとき『簡単たろう』と思っていたけれど、思った以上に大変だった(5年女)
・電気の流れが学校の時の勉強よりよくわかった。ちょっと難しかったけど楽しかったし、良いものが出来てよかったです。まな科学はいろんなことがあるんじゃないかなぁと思います。(4年女)
・いろいろ出来て楽しかった(4年男)
・いろんな問題を作れて良かった(5年男)
・難しかったけど楽しかったです、またこういう機会があったらやりたいです、
(6年女)
・ちょっとややこしいと思う(5年)
・前に習って当たり前のようなこともこうすると出来るんだ!と思った。どんな風になるか判らなく、していくにつれてしくみが分かってよかった。上手に出来て本当に嬉しいです。どうもありがとうございました。(6年男)

松井真由美