おもしろサイエンス2005「クリスマス京都レクチャー」
日時 平成17年12月24日(土) 13:30〜15:30
場所 財団法人近畿地方発明センター ホール (http://www.khc.or.jp/)
内容 スタッフ:(敬称略)
・宇高史昭・大崎裕生・小竹芳雄・川村康文・川村棟吾・佐藤悟・角川佳久子・高見雄一・平賀章三・藤原清・松井彩香・松井真由美・松林昭・松森弘治
参加者:近畿地方在住の小学生46名及びその保護者の方
参加費:無 料
主 催:財団法人近畿地方発明センター

【プログラム】
テーマ 『光と重力の天才!アインシュタイン100周年(世界物理年)記念イベントー』
1 あいさつ(世界物理年・アインシュタインにふれて)(13:30〜13:40)
   スタッフ紹介(キャンドルサービス)『ジングルベル』歌う
2 手回し発電機の工作(13:40〜14:10)(30分)<個人実験>
   タミヤのギアーボックスを利用した工作です
3 カセットケース型リニアーモータの工作(14:10〜14:40)(30分)
   <個人実験>未来の乗り物リニアモーターを作ります
4 光の実験(14:40〜15:00)(20分)<個人実験>
   3色ダイオードを使います
5 クリスマス・ダイオード電飾を光らそう!(15:00〜15:10)(10分)
  <ステージまたはテーブル演示>みんなで作った手回し発電機を直列につな
   いで,電飾を点けます
6 自転車発電でつけよう!(15:10〜15:20)(10分)<ステージ実験>
  クリスマス・ダイオード電飾を光らそう!&テレビを点けよう!
  子ども達だけでなく,会場の保護者も参加してもらいます
7 終わりのあいさつ(15:20〜15:30)

感想

 朝、雪がチラつきとても寒い日となりました。『こんにちは』と来られる子どもは元気・元気!ずいぶんと早くから来てくれてた方もありました。
今回も70数通の申込みがあり参加できなかった方もあるのですが、第5回目となるこの行事をすべて参加してる5年生(女の子)もありました。『毎年楽しみにしてるの』ってわざわざ話をしてくれました。嬉しかったです。
 さて最初にした『手回し発電機の工作』ですが、時間がかかること承知で子どもたちに最後まで作ってもらいました。小さなねじ・ドライバーの使い方は苦労した子は大勢いましたが起用に使える子もありました。皆、完成した時は、ほんとに嬉しそうでしたが、かなり時間が経過してたので、作ったものがどんなものか確かめることなく『はい、次のリニアモーター工作です』と進行役はちょっと心痛かったです。しかし、それぞれのテーブルでの説明がうまくすぐに完成し、自分で作った手回し発電機を使って実験。銅棒の動きに感激してました。
 『光の実験』では、白色ダイオードを使った実験。色の組み合わせで何色になる?との質問には、たくさんの子ども達が手を挙げて答えてくれました。積極的なお子さんが多かったです。
 電飾を光らす実験では、各テーブル代表で8名の子ども達が協力してくれました。『チームワークが大事だよ!』と掛け声かけながらするのですが、なかなか光らすことができません。(皆、とても悲しそうな顔をするんですよね。)なんとか光らすことを・・と思い、一度スタッフで光らせました。そしてもう一度子どもが挑戦!『ひかった〜』って。先ほどたいへん苦労してたのに、1度で成功。呼吸(タイミング)を合わせることって言葉で説明しても難しい。何がヒントになり成功したのかがうまく文にして伝えることが出来ませんが、会場の中が一つになったような気がしました。その後の自転車発電でTVを点けるのは、もう会場中が一体となって『頑張れ!頑張れ!』って小学生・お母さんが元気にTVを点けてくれてました。2時間のメニューが盛りだくさんでしたが、たくさんの工夫が出来る内容だったので、きっと家に持ち帰っても、楽しい実験の続きがあると思います。参加してくれた皆さん、ありがとうございました。
松井真由美
ボランティアに参加したのが久々だったので小学生の元気さや繊細さに触れて改めて思いました。
今日を楽しいんで欲しい、作って満足して帰って欲しい、家に帰っても、作ったものの中から1つでも覚えていて欲しい。
今日はそのために必要なものや、姿勢を会場で学ばせて頂き、それを実践していらっしゃる先輩にもお会いできて、大変充実した1日でした。
松井真由美さんや川村さんを始め、ご準備は大変お忙しかったと思いますがありがとうございました。
忘年会では早々に抜けてしまい、申し訳ありませんでした。来年は本格的に将来に向けた活動も始まりますが、よろしくお願い致します。
松井彩香
 クリスマス京都レクチャーでは楽しい時間を過ごさせていただき、どうもありがとうございました。発電機から始まって最後のテレビをつける所まで、盛りだくさんの内容でありながらストーリーの流れがきちんと作られている所が、スタッフとしても大変やりやすかったと感じました。最初に松井さんから送って頂いたレジメを拝見した際には、正直(こんなにいっぺんにたくさんできるのかな)という思いがあったのですが、内容や手順がよく練られていればできるものなんですね。
 次回の春の部は環境がテーマとのこと。どんな内容になるのかなと考えていて、確か小学校の時に理科の先生がやった実験(的なもの)を思い出しました。それは、二酸化炭素が増えると気温が上がることを体感させるために、授業中に教室を締め切って、室温が上昇することを確かめるというものでした。確かに室温は上昇したのですが、今から考えるとそのうち二酸化炭素濃度の変化による部分がどの程度なのかについては検討が必要だと思います。ただ、当時(30年近く前)はまだ世間的には二酸化炭素が温室効果ガスだなどということは言われていなかったので、あの先生がどのようにしてこんな「実験」をやってみようと思いたったのか、思い出してみてから不思議に思いました。
大崎@高槻
昨年の12/18-19 科ボ研大会に参加し、今までとは違った世界に触れた思いでした。
今年の2/5-6 東京で開催された「理科大好きボランティア入門講座」で学ばせていただき科学ボランティアのイメージを少しは豊かにすることができたように思います。
逡巡を振り切って、7/18 京都JC実験教室でスタッフ初参加。子どもたちの素直な反応にやって良かった。初めてと感じなかった他のスタッフの皆さんとの出会いに、本当に、おおいに助けられました。
12/17-18 今年も科ボ研大会参加、多くを学ばせてもらいました。
そして、12/24 のクリレク。突然、「青組」の進行役を仰せつかり、ドギマギしながらも他のスタッフに支えられて、何とかこなせました。先ず“安全に”終えれたこと。(一人、頑張って手回しモーターをまわし過ぎ、手の皮を少しむいてしまった子もいましたが・・)次に“達成感”を、最後に“楽しみ”を、参加した子どもたち皆の表情に読み取れたこと。スタッフとして参加して良かった、と心底、思いました。
昨日12/26 第6回アインシュタイン祭グランドフィナーレのシンポジウムでは、「科学を楽しむ文化」というキーワードが語られていました。
今、思っていること、感じていることは、単に楽しむではなく「楽しさの質」を問うていかなければならないのでは?ということです。
平賀 章三
昨年に引き続き、スタッフとして参加させて頂きました。13名のスタッフの皆様のご尽力で、当初、難しいと思われました手回し発電機も、各テーブルごとでうまく成功させることができました。われながら、感動していました。日ごろ、3年生から6年生の児童と共に、常に笑顔をわすれず理科の実験を楽しくやること、子どもの目線にたつことを、モットーに実践しております。私の隣には、1年生と2年生の児童がいましたが、最後までお母さん方は、口や手をださず見守って下さっていたことが良かったです。ひとえに、私と一緒のテーブルで、実験を進めてくださったスタッフのおかげだと、感謝いたしております。他のテーブルも同じ印象を受けておりました。まさに、気配りの行き届いた実験教室ができたのではないでしょうか。ここにいたるまでに、綿密な準備をして頂いた松井さん、梅川さん、本当にありがとうございました。
 皆様、お忙しい中、充実したクリクレができましたことを、スタッフの一人としまして、感謝致しております。お疲れの後の懇親会では、すばらしい交流会ができましたこと御礼申し上げます。
松林昭
宇高です。クリレクに参加させていただき,2005年の楽しいクリスマスを,子ども達そして皆様と過ごすことができましたこと感謝いたします。
実験にしろ,工作にしろ,何かに集中している子ども達を見ていると,こちら もわくわくしてきます。
学校に通っている頃(今もかも?),決して理科,特に物理は得意な学科では なかったのですが,自分にとって「?」に対して,現実の答えを出してくれる 理科が大好きな人間です。「やってみる」そして「知る」魅力をもっと子ども 達に伝えていきたいと思います。
実験がうまくいかなかった時,ムキになって探求してしまう私ですが,今後と もよろしくお願いいたします。
24日の第2部は失礼いたしました。またの機会にぜひよろしくお願いいたします。
宇高史昭