日時 | 平成18年2月25日(土) 10:00〜12:00 |
場所 | 京都市立蜂ヶ岡中学校 |
内容 | 使用キット:ライトハウス 参加者:幼・小学生・中学生 計17名 スタッフ:井上方志(学校長) 保護者の方 松井真由美(進行役) 共催:蜂ヶ岡ふれあい活動推進協議会・京都市教育委員会『みやこ子ども土曜塾』 (敬称略) |
報告
今回は対象とする学年が4年生以上というキットでしたが、参加申し込みは幼稚
園・小学3年生までの子どもが多く、準備する段階でどう説明したらいいかずい
ぶんと迷い資料を作っていきましたが、実際に行ってみると参加してる子ども達
は、たくさんのことを知ってるしとても楽しそうでした。ドライバーを使うところ
だけ、少し大人の手伝いも必要でしたが、実験を観察することは小さくても十分に
発見できる教材でした。
まず、何を作るのかを説明したほうがいいかな?と思って、実際に作るものを
順番に名前を聞きながら見せていきました。ものの名前(豆電球・ソケット・電池
など)は知ってて『豆電球の扱いはどうしたらいい?』って聞いてみたら答えら
れないかな?と思いましたが、『優しく・丁寧に』と答えてくれる子がいました。
私は(手での扱いは判っても)言葉で説明する子はいないだろうと思ってました
が、一人の子が答えたことで次々と『割れると危ないんだよ』『ケガしたら危な
いね』とか次々と子ども達は、自分達で安全確認!
電池のプラス・マイナスは知ってる?って問いをしたら『先生に聞いたらから判
る〜』ってどんどん電池ケースに入れていき豆電球の灯りが点いた時、『わ〜』
って嬉しそうでした。
このキットには、スイッチがついてないので、電池を出し入れすることがスイッチ
の代わり(節電してね)と説明したら、ひとりの男の子がクリップを持ち出し
『スイッチの代わりだ』とアイデアを出してました。
紙で作った家で豆電球を覆って、光の様子を見ていくのですが『中心に置いてね』
といっても自分達で工夫して家の端っこにおいてみたり、皆好き勝手に配置して
ました。(それもありか・・)とそのまま進めて行き、鏡を使って(反射)水の
入った大小のケース(屈折)をいろんな位置に置いて、光の集まるところ(焦点)
の移動する様子をそれぞれ見つけてました。
水のかわりにサラダ油を入れるのは、あとが大変と思い、ひとつ箇所でしました。
皆がそれぞれに『こうかな〜』『こうすると・・』『こうだよ』『水とは違うね』
と自分達で観察。
回折格子を使ったときは、色が出てくるので色鉛筆で見える順番に色をつけても
らいました。3色しか見えない子・5色まで見えた子・7色まで見える子はちょっと
いなかったですが、色が見えてきたことで『虹みたい。だから7色?』とつぶやいて
いる子はいました。光の3原色(RGB)も少し話できました。
普段、じっくりと光や色の様子など見たことがないから不思議だったのか時間が
足らないという感想がほとんどでした。
今回は最終回ということもあり、少しお持ち帰りできる光のマジックを・・
と封筒に入れた字を読み取る(透視)ことをしてみようとしたところ『知ってる。
学研の付録で見た』という子が3人。でもこちらも用意してきたのでここで引き
下がってはと・・『では、どうして読み取ることが出来るか説明してみて?』と
聞くと『・・・』解説できる人はいませんでした。間違ったこと伝えたらいけない
から、きちんと本を出して解説しました。知らない子どもは『早くしてみて〜』
『え〜、どうしてわかったの』と喜んでくれたので良かったです。お持ち帰り用
にそれぞれ封筒を渡しました。(家族の方に上手に出来たかな?)
お天気がとても良かったので、もうひとつお持ち帰りのものを用意しました。
紫外線キャッチビーズ。これがすごく不思議だったみたいで子ども達大喜びで
した。キーホルダーの先もプレゼントしたらさっそく取り付けてました。感想の
ひとつに『紫外線ビーズをこんどは作ってみたい』と書いてありました。
(どうやって作るんだろうね^^;)
お手伝いして頂いた校長先生や保護者の方が温かく見守るなかの教室でした。
講師として進めて行くというより、子どもたちに教わることが多かった。ほんとに
感謝でいっぱいです。ありがとうございました。
松井真由美
アルバム
ライトハウスの制作 | スイッチです |
ライトハウスの制作2 | 紫外線ビーズを見ています |