日時 | 平成18年7月25日(土) 10:00〜12:00 |
場所 | 京都市立蜂ヶ岡中学校木工室 |
内容 | 紙パックからハガキを作ろう!紙すき体験! 参加者:小学生5名 中学生7名(美術部) 保護者1名 先生(引率)1名 スタッフ:井上方志校長先生 西田さとみ 松井真由美 |
報告・感想
夏休みになったので平日開催してみましたが、小・中学生は忙しいのか参加者
が少なかったです。(ゆったりしてて良かったです)
今回は、美術部の中学生の方に参加者兼スタッフとしてお願いしました。
小学生の5名のうち、2名は育成学級の児童です。夏休みですが、担任の先生から
の申込で、先生もご一緒に参加して下さいました。聞くところによると、休み明
けに『ハガキ作り』をするので事前学習のためだそうです、
参加者は、暑さでぐったりしてるのか、何をするの分からない不安からか、あん
まり気が進まない様子でした。
紙の誕生(今から2200年前、中国で発明されたこと)や日本で紙作りが始まっ
たのは、610年朝鮮の僧、曇徴(どんちょう)が紙すきの技術を伝わった(日本
書紀に記されている)こと、『紙にむきがあること知ってる? たて・よこどっ
ち?』では、新聞紙をそれぞれ渡し、破ってもらいました。そうすると、とたん
に元気が出てきて、やっとやる気?が出てきたようです。
持参した牛乳パックのビニールはがし、小さくちぎることも夢中にしてくれま
した。ハガキ作りのもととなる液をたくさんつくり、白色でなく、ピンク・青・
植物・刺繍糸などを入れて紙すき体験してもらいました。
乾かすまでに時間がかかるため、もっとやりたかったという感想も多くありま
した。特に美術部の中学生は、芸術的なハガキを作ってました。小学生より楽し
んで『はまりそう〜〜』って言ってました。自分の作品を作りながら、小学生の
お手伝いもしっかりとしてくれて、帰りにはすっかりと仲良くなって『また会お
うね』と挨拶したいへん微笑ましい姿でした。今回の校長先生からのお土産は、
学校で取り組んでいる環境学習『緑のカーテン(ゴーヤ栽培)』で育ったゴーヤ
を頂きました(今年は、長雨のためゴーヤの発育が悪いのに全員貰えました)
紙すき体験は、古くから伝わる技法とほぼ同じで、今も紙すきが出来ることに
ちょっぴりと感動し、資源の大切さに考える機会となったと思います。
『紙の不思議』まだまだ面白い発見がありそうです。
≪紙にもおもて・うらがあること知ってる?≫ということもMLを通して教え
て頂きました。
教具は京都市青少年科学センターでお借りし、紙すきの技術は、事前に蜂ヶ岡
中学校育成学級の生徒さん・先生に教わりました。必要以上に水も使わず、液も
無駄なく使える方法です。大きな容器に液をたっぷり入れて、紙すき器を2回く
ぐらすと均一なしっかりとしたハガキが作れます。(小学生には、この方法がや
りやすいと思います)少し残った液は、ざるにガーゼを敷き、そこに流して厚さ
を均等にし天日干し。千代紙など貼ってニスを塗れば小物入れの出来上がり。
たくさん液が余ったものは、水を絞り、一握りぐらいの団子にして冷凍保存してお
くとまた使えること教わりました(指導:三木先生・小島先生)
多くの先生方に支えて頂き、ありがとうございました。
【参加者の感想】
・おもしろかった。もっとやりたかった。難しかった(1年生)
・こんなふうに作られているんだなと思いました(3年生)
・思ってたより楽しかったです(中学生)
・おもしろかった。簡単だった(中学生)
・紙すきのことを聞いたことはあったけど、したことがなかったのでとても楽し
かったです(中学生)
・おもしろかった。わかりやすかった。もっとやりたかった。ありがとうござい
ました。(中学生)
・はじめて参加させて頂き、親子で楽しく出来ました。家でも作ってみたいと思
います(保護者)
松井真由美
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