環境 科学教室
日時 平成19年3月10日(土) 10:00〜12:00
場所 京都市立蜂ヶ岡中学校木工室
内容 〜リサイクル品を使った科学マジック(けん玉・浮沈子・万華鏡?など)〜
参加:小学生16名 幼児2名 保護者5名
スタッフ:久保伊佐子 松井真由美 井上校長先生 山本教頭先生 内野先生
主催:蜂ヶ岡ふれあい活動推進協議会『ふれあい活動in蜂ヶ岡』
共催:みやこ子ども土曜塾  ぱくぱくキッズ サイエンスEネット

報告・感想

募集をかけたのが遅く参加者の心配をしましたが、多くの方の参加がありました。
中には、用事を済ませて駆けつけてくれたリピーターの方もあり、たいへん嬉し
かったです。
今回の内容は、リサイクル品を使って、『捨てる前に使えるものは使ってみよう』
ということで、いろいろな工作実験をしました。少し、昔の遊びを意識してみました
(  )内はリサイクルしたもの

・紙コップと新聞で作るけん玉(新聞)
(紙コップは、使ったものは少しやわらかくなってしまうので、
 新しいものを使いました。)
・大きなガラス玉は虫眼鏡になるよ&ビー玉(2mm玉)顕微鏡(ペットボトル)
・ぶーぶー風船(ストロー)
・分光シート万華鏡(ラップの芯・反物の芯など)
・浮沈子(ペットボトルとお魚しょうゆさし)

【子どもの感想】(子どもがかいてあるままに書きます)
・いっぱいかがくの力かつかえてたのしかった。
・万げきょうは、にじのようにみえました。下の小さなあなのよこに、がびょう
であけると、きれいにみえました。
・おもしろかったまたきたいよ
・万げきょうの穴をあけて見てよこにうごかして見てみるととてもきれいだった
・おもしろかったです!!いろんなおもちゃが作れたのが良かったです。家でも
応用してまた作ってみたいと思いました
・楽しかったのはけんだま作りです。おもしろくなかったのは魚のやつです。
・けん玉をつくったことがたのしかった
・もうすこしながくてもよかった
・今日は浮沈子がとてもおもしろかった
・ふちんしたのしかったよ
・今日は浮沈子の実けんがとてもおもしろかったです。またこんど来たとき浮沈
子の実けんをしたいです
・楽しかった。面白かったのでまたやってほしい
・浮沈子で難しい所もあったけど楽しかったです。次つくりたいものは、かみす
きをもう1回やりたいです!

【報告】
たいへん楽しかったです。
今回は、今年度最後ということで、工作実験をしてたくさんのお土産を持ち帰り、
家でも出来る実験をしました。他の回とは違い、ひとつのことをじっくりとする
ことやめて、お楽しみ会風に科学遊びです。
次から次、作るものが多く、子ども達少し戸惑うかな?という心配もありました
が、そんな心配まったくなし。少し説明→工作→試す(遊ぶ)という流れでしま
した。特にけん玉が楽しかったようです。
大きなガラス玉を手にして、新聞の写真を見て『点々(網点)がある』と字を
大きくするだけでなく、いろいろと発見をしてました(意外な展開にこちらも
びっくり)
分光シートを使った万華鏡は、分光シートの説明をするに“このシートに筋が
いっぱいあって・・という説明をするのではなく小さい子もいるので、
言葉の意味?からどんなシートなのかを知ってもらいました高学年の子に答えて
もらい、『分(わ)ける・光(ひかり)のシート』ってことはどんな意味?って
聞くと、一生懸命説明してくれてました。(小さい子どもはこれでわかったか?
ちょっと疑問ですが^^;
黒い紙にひとつの穴で光を見てもらい、2つ・3つ・・たくさんとあけてもらい
ました。『きれいなものできた』と一人一人、自慢げに見せてくれました。

『浮沈子』については、魚に色をつけて2匹泳がせました。
一匹が浮いたり沈んだりしてるときは、『ふ〜ん、不思議だ』とあまり驚かず、
原理だけを説明しても子ども達は興味ないのかな?と思いましたが、
2匹入れて、手品風の見せ方を説明『今から青さんを沈ませます』と赤さかなさ
んだけ上でぷかぷか残っていると・・『えっ、なんでそんなことが出来るの?』
ってすごく不思議な表情を見せてくれた時は、ちょっとやったね(^^)と
思ってしまったのは大人げなかったでしょうか(笑)嬉しかった。
子どもたちは、『どうやってしたんやろう』って一生懸命練習してるのを見てる
と、力の入れ具合で、魚の様子がかわることを微妙な感覚で覚えてました。
(きっと、夕食にはおうちの方に見せて、科学マジシャンになってただろうと思
います)

この活動は、地域の小学生のお子さんが、公立中学校を身近に感じてくれればと
いう思いもあり、管理職はじめ教室を貸して下さる担当の先生が毎回、参加し、
準備後片付けなどをしていただいてます。科学教室の指導としては未熟なことが
多く課題満載ですが、継続していくことで参加する子ども達と一緒に、こちらも
新しい発見いっぱいです。ありがとうございました。
松井真由美

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