平成17年度 公開講座3
日時 平成17年10月25日(土)
場所 京都教育大学附属環境教育実践センター
内容 ペットボトルなどを用いた植物の生命力を感じさせる簡単な培養実験

実施報告

 植物の生命力はすごい。また、その生育は環境要因によって大きく影響される。
 わたしの担当の時間では、身近な園芸植物を用いて、その生命力を調べるとともに環境条件等が植物の生育に及ぼす影響を観察できる簡便な培養実験を行った。
 まず、最も簡便な方法として、テッポウユリのりん片繁殖実験をバーミキュライト培地を用いて行った。そして、プラスチック容器に入れた栄養分を含む寒天培地に、紫ラン種子、キク茎切片、シラン苗を有菌条件下で植えつけ、簡単に無菌培養する実験を行った。
 そして、その後の生育を観察してもらった。できれば、引き続いて、これらの植物を大きくなるまで育てていただければと思う。これらの方法は本学で開発したもので、設備の無い学校や家庭でも植物を無菌培養してその個体再生能力を調べることができるとても簡便な方法である。
梁川 正

感想

今年初めて、私は、梁川先生の講座をお手伝いしました。
子ども達と一緒のものを家に持ち帰り、植物を育てています。毎日、水かえしな
くても良い方法での植物栽培を学びました。芽が出てきた時は、とっても嬉しかった。

『鉄砲ゆりの麟片ひとつずつからひとつの球根が出てきます』と講義でありまし
たが、ほんとに??とちょっと疑ってました。それが、ビニール袋に土と麟片9
つ入れて水もほんの少し入れただけなのに、ビニールにつく水滴と土と麟片から
の栄養(麟片がだんだん変形していく)を貰いながら、小さな球根が一つ出来て
ます。いまは、葉が出てきたところです。花まで咲くといいな〜と思ってます。

シラン(ランの仲間)のタネは、小さくて土に蒔くという方法では芽が出ない
そうですが、容器に栄養を入れた寒天状のものを雑菌消毒して、タネを蒔きまし
た。(絶対にフタは空けてはダメです)

いま、草原のように葉が茂ってます。もう少し成長してしっかりとしてきたら、
土に植え替えれば花を咲かすところまで育つかな〜と思ってますが、毎日、眺め
ては楽しんで大切に過ごせたらと思ってます。
松井真由美

公開講座の様子


w3c