平成19年度 公開講座6
日時 平成20年1月12日(土)
場所 京都教育大学附属環境教育実践センター
内容 宇宙のサイズを確かめよう
講師 間々田和彦

実施報告

 今回は、モデルを使って地球を基準としたときの月・木星・太陽の大きさと、地球から月・太陽までの距離を実感する内容でした。
 まず、紙粘土で直径1cmの地球と、地球のおよそ1/3の大きさの月を作成し、台紙に貼りました。次に直径1cmの地球に対応する直径1mの太陽を巨大風船により示し、3つの天体の大きさを比較しました。参加者は、1/3の月の大きさ、100倍の太陽の大きさに驚きましたが、実感を持って把握できたことに、ますます天体に対して興味がわいたようでした。
 月や太陽までの距離の指導では、両面テープを使い台紙にその縮尺の月と地球の距離に相当するところへ作ったモデル貼り付けることから始め、地図を使って太陽・木星・冥王星までの距離の理解へとつなげました。ここでは2006年に冥王星が惑星の定義から離れたことを、距離(地球−太陽が32mに対し、冥王星−太陽は1830m)と、大きさ(月のほぼ半分)から理解できたようでした。
 そのほか、宇宙の定義や体をつくる元素の源が太陽の爆発にあることなどを示し、宇宙への関心を高めることができたようです。

 お手伝いいただいた、藤原事務局長、西村さん親子に感謝いたします。
間々田和彦

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