日時 平成16年6月12日(土)17:30〜
場所 信州大学教育学部
内容 1.宇宙会議参加報告・宇宙食・磁石の浮上(古田 豊)
2.資源エネルギー庁エネルギー教育用教材キットより風力発電キットと水空電気ビースピー・風ごま他(舩田 優)
3.平成15年度学校特設科目「科学技術」の授業実践(松森弘治)
4.サイエンスメディエーター制度の推進
  −科学研究者のアカウンタビリティーと科学理解増進の新たな関係への挑戦−(上島 豊)
5.サボニウス型風車風力発電機(島田英俊)
6.シアトルの空(中川明子)
7.ハイパワー発電機(川村康文)
8.7月19日科学実験教室(野口亜弥,中林晃子,安田真弥)
参加者:
石川正昭,上島 豊,舩田 優,古田 豊,川村康文,島田英俊,松森弘治
中川明子,平方 素樹,野口亜弥,安田真弥,中林晃子,麻蒔ひろみ

「資源エネルギー庁 エネルギー教育用教材キットより
 風力発電キットと水空電気の紹介」をしました。風力発電キットは完成させて、水空電気はまだ作っていない状態のままです。水空電気はケニスから販売されています。高いが良い教材になるでしょう。水空電気は2学期に導入しようと思うので夏休みに完成させる予定です。
 例会に先だって行われた科学教育研究会で発表した「科学教育ボランティアと物理について」から物理教育に使用した工作品などの紹介もしました。風ゴマミニと観察用の分光シート、家永SRのLEDストロボ、ビーダマンとビースピ、万華鏡、バットデティクター、立体視、消える子供、ダークメガネで単振動を円運動に見る話などです。
 科学教育研究会に参加のついでに寄らせてもらったのですが、楽しいひとときを過ごさせていただきました。メールではお名前を存じ上げている人に、じかに会えるのはまた違った感激があります。オフ会は必要ですね。
 「風力発電キット」と「水空電気キット」のみ紹介の予定が、「家永SRのストロボ」「風ゴマを分光シートで見ると…」や「オペアンプ研究班のバットデティクター」なども紹介しました。「ビーダマン」の存在を知っていた人に会ったのも嬉しかったです。機会があればまた参加させていただきたいと思いますが、長野は千葉から遠いです。今回の道行きで約3万の支出でした。
舩田 優
 「科学技術授業の実践報告」と題して当日午後に信州大学しなのき会館にて行われた日本科学教育学会研究会の発表にもとづき例会発表を行いました。
 内容は平成15年度の授業の指導方針とものづくりのテーマ内容。授業風景の紹介、生徒の作品での工夫点の紹介。独創性や創造性をどのように評価するかについての意見交換もしていただいた。
松森弘治
「サイエンスメディエーター制度の推進」
「−科学研究者のアカウンタビリティーと科学理解増進の新たな関係への挑戦−」というタイトルで発表を行いました。
 日本原子力研究所 関西研究所が現在調査研究を行っている科学技術振興調整費 科学技術政策提言 「サイエンスメディエーター制度の推進」について発表を行いました。
 科学研究者が一般市民への科学理解増進を推進する一員になることで科学の民主化とともに活力、一般市民との連帯感が生まれる可能性を探っています。
 SSHの奈良県西大和学園で昨年バーチャルサイエンスクラスを担当したためそこで、学生に製作させた3次元のアニメーションを紹介しました。開発した持ち運び可能な簡易バーチャルリアリティー装置の概要に触れ、西大和学園へ導入し、上記3次元のアニメーションをバーチャルリアリティーで投影、それらを使ってSSHの年次発表会を行ったことを報告しました。
 当日発表できいませんでしたが、同志社女子大学の文科系学生のメディア製作演習という授業の一環で最先端科学に関するメディア、オブジェなどを開発しており、文系と理系の協力で科学理解増進を推し進めるシーズを育成中でもあります。
 私も科学教育研究会に参加+32回例会に参加しました。お恥ずかしながら、Eネットのお膝元京都にいながらこの例会が初参加でした。非常に刺激的な例会で18:00−22:00ぐらいまでの時間があっという間に過ぎました。舩田さんには、メールでは今まで何度もお話をしていたのですがよく考えると「はじめまして」という挨拶をしなくてはならないことに気づきました。
上島 豊
 この間行われた、長野の例会の感想です。私は,信州大学教育学部二年なのですが,例会というのは今回が初めてでした。皆さん、すばらしい発表が多く,私にとっては難しいところも多々ありましたが、興味深いものも多くありました。今回は、学生の発表もありさらに驚きました。皆さんそれぞれとても詳しく調べられたりしていて、楽しんでやられており,見てるほうも楽しめました。また参加したいです。
中林晃子
 今回は途中参加という形になってしまいましたが、今回も興味のある発表が多く、楽しかったです。また、今まで私が参加した例会とは違い、学生の発表があったことにより、今まで以上に刺激を受けました。ありがとうございました。今後も参加していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
麻蒔ひろみ
 この例会に参加されたほとんどの方と初めてでしたので緊張しました。
 先生方に混ざって僕の後輩たちが発表している姿を見て、うらやましく、また、自分でも発表してみたいと思いました。僕だけ発表ができなかったので、次回の例会では青少年のための科学の祭典に出展する予定のものを発表したいと思います。先生方の発表は普段では聞いたり見ることができないものでしたので非常に参考になりました。
 
1.宇宙会議参加報告・宇宙食・磁石の浮上(古田 豊)
2.資源エネルギー庁エネルギー教育用教材キットより風力発電キットと水空電気
  ビースピー・風ごま他(舩田 優)
授業ではこんな風に生徒に見せたいなとか、この単元で利用できそうだななんて考えました。宇宙食は食べてみたいと思いました。どうやって食べるんだろう?どんな味がするんだろう?いろいろな疑問が浮かんできます。特に、コーンフレークを食べてみたいです。ビースピは研究室でやってみました。簡単でかつ説得力のある教材だと思いました。水空電気は作ってみたいですね!
 
3.平成15年度学校特設科目「科学技術」の授業実践(松森弘治)
 SSHの実践の話ははじめて聞くことができました。普段の授業枠ではできない体験ができるできるということで生徒たちがうらやましいです。生徒たちの卒業後やその先の進路がどうなったかを追跡調査してみたいです。
 
4.サイエンスメディエーター制度の推進−科学研究者のアカウンタビリティーと
  科学理解増進の新たな関係への挑戦− (上島 豊)
   ・科学研究活動の一般市民の参加
   ・科学者の一般市民感覚を取り戻す
   ・科学者の一般市民活動への参加
 この3点が心に残りました。青少年のための科学の祭典などで、自分たちの研究(超伝導)をブースにきてくれる子どもたちにどのように伝えたらいいか。本番を目の前にして考えています。この3点を肝に銘じながら試行錯誤したいと思います。
 
5.サボニウス型風車風力発電機(島田英俊)
 何度も何度も改良に改良を重ねたものであることが現れていました。お金がかからないようにというのは難しいですね。翌日の後藤道夫先生はいつも自分の部屋の中を見渡していつでも新しい実験ができるようにしているとおっしゃっていました。普段見慣れた風景の中にこそ新しい発見があるってことですね。
 
6.シアトルの空(中川明子)
 色のコントラストがどこか違う。日本にもありそうだけどどこか違う。そんなことを考えながら聞いていました。シアトルの空は長野の空とは同じようで違う、不思議な感覚でした。
 
7.ハイパワー発電機(川村康文)
 ラジオをあれだけ長い時間聞くことができることにびっくりしました。災害のときに手元にあるといいのでは、なんて思いました。普段電化製品に隠れて見ることのできないコンデンサーに興味が湧いてきました。物理の学生実験でコンデンサーを一番のおすすめにしたいと思います。
 
8.7月19日実験教室
 「理科の学生が」とか「理科の学生に」って言葉がなくなるのは時間の問題ですね。教育学部だと他専攻の学生に理科の授業は敬遠されがちです。このような「理科ではない」学生が実験教室を自主的に行うことは他専攻の学生にとっても、理科の学生にとっても非常に刺激になると思います。(もちろん僕もです。)学外だけでなく、学内の学生にも結果をなにかしらの方法でアピールしたらどうでしょうか?大学のHPに実践報告を乗せたり、学長先生との対談を組んだりしてアピールできたりできませんでしょうか>川村先生
このような実践はなかなかないので、ぜひこの機会に形に残る方法を考えるのもいいと思います。
平方素樹
 例会での発表の報告をまとめます。
 私たちは信州大学教育学部の二年生です。総合演習という授業で,川村先生の授業を受けています。その授業の最終目的として,7月19日の,子どもたちへの化学実験教室の開催があります。
  1.牛乳パックで作るマジカルカメラ
  2.あら不思議!?はずむシャボン玉
の二本立てで企画中です。開催地は信州大学です。対象は小学校4〜6年生,新聞社にこの活動の広告の依頼をしたところ,募集事項を載せていただけることになりました。また,自分たちでチラシを製作し,近辺の小学校に配り,宣伝します。参加希望者には,はがきで応募してもらい,抽選で40名の子どもたちといっしょに実験教室を行います。この子どもたちに対して,スタッフの学生の人数は12名です。
 なお,活動資金の面では,理科大好きボランティアさんに申請をして,補助をしていただけることになりました。本番に向けて現在も活動は進行中です。
安田真弥
 私は普段は全く科学とは関わりのない世界にいるので,「科学は難しい」というような苦手意識がありました。しかし,今回例会に参加させていただいて,私にとっては難しくて理解できないところも多々ありましたが,科学をとても身近なものに感じました。
学生の方の発表もあり,とてもいい刺激になりました。このような貴重な体験ができてよかったです。
野口亜弥

アルバム

01 03
出席者の風景
07
宇宙食
08 10
浮かぶ磁石 風力発電機
15 16
舩田先生提供の教材 上島先生
17 18
サボニウス型風力発電機について語る島田さん

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