日時 平成16年6月26日(土)15:30〜
場所 京都教育大学附属教育実践総合センタースキル室
内容 1.桜井昭三「ネオジム磁石の応用」
2.工藤博幸「公開講座報告」
3.松森弘治「公開講座報告」
4.松井真由美「さわやか実験教室の報告」

 ペットボトルの再生実験というテーマで公開講座を行った。PETの素材としてのすぐれた性質と三態変化の説明。一度フレークにしてからとかして整形するという一連の実験を子どもたちとともに追体験した。なお、電動ハンドドリル型の同様な装置にて綿菓子づくり実験も行った。
松森弘治
 今年度のさわやか実験教室も3回終わりました。それぞれの会場での子どもたちの参加の様子をお伝えし、今後の予定を連絡しました。講師をする難しさをお伝えし、キットの内容についての疑問点を皆さんにアドバイス頂き、今後の参考にしたいと思います。ありがとうございました。
 
 今回の例会は少人数でこじんまりとしてましたが、丁寧な解説で発表テーマだけで終わらず話題が広がり面白かったです。
 
 桜井さんのネオジム磁石は見ごたえあり。アルミ筒の中をそろ〜りと降りていくのは、手品を見ているようでした。オリジナルの道具もお披露目があり、磁石の面白さが広がりました。そのあと工藤先生から、自販機のお金の選別のしくみも教えて頂きました。いつか自販機の中を覗いてみたいと思いました(笑)
 
 工藤先生『消える墨汁!&チョークから絵の具をつくろう』 公開講座のお手伝いをさせて頂き、大変、楽しかったです。先月の報告でおおよその雰囲気はわかっていましたが、たいへんたのしく参加させて頂きました。子どもも保護者も夢中になって、色を何色も作ってました。子どもの数が多かったので、いったい何色作れたんだろう?時間があったら、みんなでお絵かきがしたかったです。
 
 松森先生の『ペットボトルの再生実験』 PETを燃やすと悪臭が出るかと思ったのですが、私の大きな間違いでした。服地のフリースとして使われていることも知っていましたが、とても細い繊維が取れるのにはびっくり。缶に残った繊維を宇宙のちりの話に結びつけられたのがもっと聞きたかったです。
 
 綿菓子はザラメの三態変化。固形物が、とろりととけて、回転させると一瞬のうちに綺麗な綿菓子が出来ました。溶ける匂いは縁日の香りでしたね。やっぱり、食べれる科学は面白く、嬉しいです。
松井真由美
1.強力なネオジム磁石を、アルミパイプや銅パイプの中を落下させると、パイプに渦電流が流れます。この渦電流によって発生する磁力線は、落下する磁石の運動を妨げる方向に働くので、落下速度が遅くなります。
 パイプの上からのぞき込むと磁石がゆっくり螺旋状に落下していくのが見えます。次回は何とかして、ビデオカメラを使って、モニターTVで見られるようにしようと思っています。
 
2.アルミの板を非接触でドライブする装置で、直径50mmほどの円筒に、10mm×20mm×5mmのネオジム磁石を4個はめ込み、モーターで回転させます。円筒から約5mmはなれた位置においたアルミ板20×100×0.8のアルミ板が、約50cmほど飛んでいきます。
 
 これは、ある先生の依頼で、超伝導金属をマイスナー効果で浮上させたものを加速する目的で作ったものですが、やっているうち面白くなり、今年の科学の祭典に出展しようかと思っています。
桜井昭三

アルバム

01r
プログラム
02 03
桜井さんの発表
05
工藤さんの発表
06
松井さんの発表
07 09
10 11
松森さんの発表

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