第55回例会

日時 平成18年2月3日(金)19:00〜21:00
場所 千年和食 銀次郎 松山市二番町
内容 1.フィンランド・スウェーデンの教育(川村)
2.信州大学教育学部環境教育DVD(川村)
3.自作の環境教具の紹介(加藤)
4.松山南高校SSHについて(丸尾&中川)
5.高校生エネルギー新聞(藤山)
6.Dr.DAQ(データロガー)を使った実験(藤山)
参加者:川村、梅川、角川、加藤、中川、丸尾、園部、藤山
(敬称略)

報告

フィンランド・スウェーデンの教育

 昨年の海外視察の様子を、「宴席のふすま」のスクリーンに映してご説明いただきました。
PISA調査で日本でも有名になったフィンランドの教育事情と、そのPISA調査はあまり気にしていないというスウェーデンの様子を垣間見ることが出来ました。
教育についても、エネルギー事情についても、対称的に見えました。

川村康文

信州大学教育学部環境教育DVD

 信州大学環境マインドプロジェクトの取り組みの一つです。

川村康文

自作の環境教具の紹介

 えひめエコハウスでも使われている、エネルギー・環境教育用の自作の教具を見せていただきました。
100円ショップで手に入る安価なものをうまく使われているのが素晴らしいと思いました。
ソーラーミニカー、風車の風力発電模型、超音波発信器とセンサを使った「コウモリ」等々。

加藤隆弘

松山南高校SSHについて

 愛媛県立松山南高校のSSHの取り組みについて発表していただきました。

丸尾&中川

高校生エネルギー新聞

四国経済産業局の企画です。

藤山周治

Dr.DAQ(データロガー)を使った実験

この日は時間切れで発表できませんでした。

藤山周治


感想

 松山の先生方の熱意を強く感じました。加藤先生には,以前からご指導を頂き放しで誠に感謝以外の言葉が浮かびません。
 松山南高校のスーパーサイエンスハイスクールの発表は,ジーンときました。素晴らしいとしかいいようのないほど,充実した取り組みをなさっていました。感動ものでした。
 丸尾先生は,かつて,私が京都教育大学附属高校にいた頃,藤山先生の紹介で,京都教育大学附属高校のスーパーサイエンスハイスクールを調査においでになられましたのを,今でも鮮やかに覚えています。そのころは,角川さんが,物理におられたと記憶が蘇ってきました。
 藤山先生も,エネルギー新聞の発表などいろいろと,日々精力的になさっているなと,やはり,自然と尊敬できるお姿がそこにはありました。
 盛り上がり過ぎて,予定の時間をずいぶん超過してしまいましたが,とてもいい交流ができました。
 ありがとうございました。

川村康文

 先日の松山での第55回の例会は、お世話になりました。県外から、“エネ博”のステ−ジショ−講師としてに来られた川村先生・梅川・角川さんには、たいへんお疲れさまでした。三人とも名前に川という字があり、すばらしいテ−ムワ−クの演示をさせ、愛媛のこどもたちに、科学のすばらしさを感じさせていただき、ありがとうございました。また、私の職場まで見学においでいただき、ありがとうございました。特に、梅川さんには、風力発電の専門的なご指導をいただき、感謝をいたしております。
 愛媛県での3回目の例会は、教育談義に花が咲き、レベルの高い、有意義なひとときを過ごすことができました。SEネットの精神が息づいている感がしました。

●川村先生の海外視察報告は、環境の取り組みの国による違い、国際的な視野が広まり、勉強になりました。環境には国境はないとはいえ、根付いている国民性も理解し、大切にして、独自の環境活動・政策を推進することも大切であると感じました。すばらしい報告をありがとうございました。
●私は、“オリジナルな自作実験装置”という形で発表するポリシ-は、今後も変えないで頑張っていこうと、再決心した会でもありました。
●中川先生の松山南高等学校のSSHの発表は、すばらしい成果をあげ、SSHのモデル校的になっている実績の話で、ただただ、感心の限りでした。よくもここまでやれたものと、教員スタッフの苦労とレベルの高さに敬意を表したいとおも思います。松山南高等学校は、私の50年前の母校でもあり、SSHのSはすばらしいのSかなとも思い、嬉しさを感じながら、おいしい酒をいただきました。
●藤山先生・丸尾・園部先生には、意欲あふれる理科教育論をありがとうございました。

 以上、長くなりましたが、また、いつの日か、愛媛での第4回の例会を開きたいものと思っています。

加藤隆弘


アルバム


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