第66回例会

日時 平成19年6月21日(木) 18:30〜
場所 東京理科大学
内容 出席者(敬称略):
川村康文、間々田和彦、小笠哲夫、網倉聖子、中博史、
銕川陽一、吉田加津哉、島田英俊

テーマ:
1 科学技術と社会の相互作用    (川村康文)
2 色素増感太陽電池          (吉田加津哉)
3 SNPの効率的検出法の開発    (小笠哲夫)
4 サイエンス・コミュニケーションのあり方 (川村康文)
5 防犯安全教育             (銕川陽一)
6 錯視                   (網倉聖子)
7 色素増感太陽電池教材を用いた授業計画 (島田英俊)

報告

サイエンス・コミュニケーションのあり方

 科学実験教室の開催の方法論を求める声は大きい。そのような要望に応えているのが,科学技術・理科大好きプランにおける「理科大好きボランティア入門講座」である。
 理科大好きボランティア入門講座での講演のリハーサルをかねて発表した。
 理科実験教室を開催するにあたって,
 1.実験教室の講師はどうやってさがす。あるいは,実験教室の講師にどうやってなる
 2.実験教室の会場はどうすれば準備できるか
 3.実験教室にどうやって子ども達を呼び集めるか
などに,ついて解説を行った。

川村 康文

ミスマッチ塩基対と金属イオンの特異的結合を利用したSNP
(一塩基多型)の効率的検出方法の開発

 ヒトのDNAの塩基配列は,個人により1,000塩基につき1つの
割合で異なり,これを”一塩基多型(SNP:Single Nucleotide Polymorphism
)”といいます.このSNPは人が生活習慣病になりやすいか,
飲んだ薬が効きやすいかなどのいわゆる“体質”と呼ばれる事
柄に深く関係しています。将来,各個人のSNPに応じて最適の
診療を施すテーラーメイド医療が必要とされており,そのため
にもSNPを効率的に解析する方法の確立が今後の重要な課題と
なっています.
 そこで,私はミスマッチ塩基対と金属イオンの特異的結合を
利用したSNP(一塩基多型)の効率的検出方法の開発を修士課程
の研究テーマとしています.
http://ci.nii.ac.jp/naid/110004571466/

小笹 哲夫

感想

東京での例会は先月に続いてとなりました。
続けて出てくれる方もおられて,ありがとうございます。
また,他の団体の例会のようすなども,教えて頂いて,参考になりました。

来月は,ボストン科学館から,土佐幸子さんが,授業の達人のゲストスピーカーでおいでですが,あわせて,例会にもご参加下さいますので,土佐さんを囲んでの話もできればいいなと思います。
正会員以外のみなさまも,気楽にご参加,どうぞよろしくお願いします。

川村 康文

 今回初めてサイエンスEネットにて発表させていただきました.
発表の機会を与えていただきありがとうございました.
また,いろいろな発表を聞くことができ,とても勉強になりました.

小笹 哲夫


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