第84回例会報告
<a.日程>
  2009年5月31日(日) 16:30〜16:50
<b.場所>
  京エコロジーセンター 3F 第一会議室
<c.参加者>(敬称略)
 松森弘治、川村康文、松林昭、工藤博幸、藤原清、山下芳樹、奥山登、
 一木博、小竹芳雄、沖田紗世子、平賀章三、船田智史、加藤俊博、
 小原文男  寺木秀一、網倉聖子、見学者1名
<d.発表者>
1.『鏡の迷路をつくろう!』 網倉聖子
2.『広島のその後』     工藤博幸
3.『最近の実験教室の報告』 加藤俊博
<e.発表内容および感想>
1.川村康文
  本日は久々に、京都例会があり、京都例会をなつかしく感じていまし
  た。是非、関西のみなさん、気楽に集まって、京都例会で楽しく遊ん
  で下さいね。
  本日は、網倉さん、加藤さん、工藤先生と、3人ぼご発表でしたが、あ
  わせて、総会の資料としてですが、NPO法人サイエンスEネット研
  究年報が総力をあげて発刊した科学実験教材研究に、その年度の例会
  報告がされていますが、まさにその例会報告に掲載できる素晴らし発
  表がありました。ありがとうございます。是非、今後とも,どうぞよ
  ろしくお願い申し上げます。
2.『鏡の迷路をつくろう!』 網倉聖子
  身近になる鏡の中の像。大概「左右反対にうつる」と思っています。
  本当にそうでしょうか?
  当たり前に見ている鏡の中の像を、いろんな角度から観察してもらう
  ことで「なぜだろう?どうしてだろう?」
  を育てていきたいと開発しました。
  迷路をつくってもらい、それを鏡にうつし、鏡の中の像で迷路ゲームを
  します。結構難しく面白いです。
3.小原文男
  産学連携がうまくいく答え?
   現場が困っているイメージを理解できる学が必要。
   開発はそこからしか生まれない。
   創りあげるイメージを膨らませきれる企業が必要。
  そして、哲学なき産学連携はままごと。
  産学連携の現実(弊社)
    全て中途半端な未完成  何故?
  産学連携の現実(弊社)
    反省の結果    現場が困っているイメージを理解できる学が必要。
   開発はそこからしか生まれない。情熱そして哲学
  創りたいものT
    GPSを使わない転圧管理
    室内、工場で使えるGPSに代わるもの
  創りたいものU
    二次元図面から自動三次元
    今のCADから、自動展開図(作業図)
  創りたいものV
    プログラマーを必要としない言語
    現場の人間がシステムを創るのが一番
  創りたいものW
    素人でも分る図面とは
    誰でも理解できる図面に変わるものが必要
  創りたいものX
    太陽系(宇宙)の時計
    太陽・水・金・地<月>・火・木・土・天
    地球を外から眺めるマンガ的(土木的展開図的)模型を作りたい。
    何故、今朝なのか、冬なのか、三日月なのか
    天王星の公転は、84.253年
  創りたいものY
    色つくりのおもちゃ
    自分の好きな色が出来た瞬間に、ピンポン玉、ビリヤード玉のよう
   に固体にする。
    家庭のアルバムとしてこの固体を取っておく
    写真は人間の外しか写さない。
    こころの変化をアルバムに
  創りたいものZ
    子供が遊び心で出来る田植え機
    一つひとつ、苗を植えていく。(ラジコン)
  創りたいもの[
    海の砂浜で遊ぶ、ラジコンバックホー、ラジコンブル、
   馬力は砂を動かせる。
  創りたいものは多々あるけど零細企業一社では無理。
   それを産学連携に期待したけど。さあ、どうする。
  学は
    行動力ある先生
    世の中に不満を持っている先生
    みんなを助けたい気持ちのある先生
  企業は
    情熱とあきらめない。
    サラリーマン化されてない開発社員
    コラボできる会社とは、波長が合う社風とは、
   理念なき会社とは付き合えない。
   理念とは、欲が許せる範囲かどうか
   現在、東京理科大と提携
    行動力(現場視察)と思想(助ける)と、
   発想力と人間性に惹かれている。
  波長が合う仲間意識
   最終的には、人間関係が全てのようです。
   人間関係無しでは、物事ができるより、
  人間関係を重視して、ものづくりをやって生きたい。
  そこに、教育が生まれていく。
  日本の駄目な処に気づきここを発信していく、
  先生、企業が世の中を少しずつ未来に向かって変えていくのでは。
    教育問題
    公務員問題
    企業問題
    欲張り問題
  こういう話ができるコラボがみんなで、
  波長を自然体に持っていくことが、成功の秘訣かも知れない。