第86回例会&懇親会@京都
日 程:2009年8月26日(水)18時30分〜21時30分位まで
場 所:京都駅前がんこ
参加者:16名(敬称略)
    梅川眞壽男、中村久良、川村康文、松林昭、山本正勝、奥山登、
    平賀章三、北田健一、林壮一、藤原清、本谷一、小原文男、
    井上泰仁、松島理恵、山崎功、網倉聖子
発表者と発表テーマ(予定をそのままコピーしています。)
1.林壮一  『カシオ・ハイスピードデジカメを使った教材の作成』
2.藤原清  『これまでの活動報告と今後の予定について』
3.川村康文 『サイエンスEネットと共に歩む夢』
4.小原文男 『私が考える現実世界での教育』
5.北田健一 『土木の現実とコイシ塾』
6.網倉聖子 『手回し発電機で面白体験、実験教室と年報の利用』
発表者と発表テーマ
1.中村久良@ナリカ
  ナリカの中村です。本日は大変お世話様でした。
  とても楽しい例会でした。
  また、とても良い勉強もさせていただきました。
  2日間の日本科学教育学会への出席の後だったので、
  その疲れもあったので、とても心地よい例会でした。
2.川村康文@東京理科大学
  午前中の京大における科学と科学教育の研究会でも、同じような内容
  を発言してきましたが、地域密着型の活動は、アクトローカリーでい
  いけれど、何か違うなと思い続けています。それは、その地域で培っ
  たいい財産が、なかなか、外に出てこないことです。
  今回の例会での発表との関連でいえば、「自転車発電で世界平和」と
  いうのを、発表のなかの1つのキーにしていますが、1つのエリアで
  やったことやれたことを、どしどし、全国に、全世界に、広く発信し
  ていくことが大事かと思います。
  日本科学教育学会でも、日本から世界への発信が考えられていました
  が、もう、そういう時代だと思います。
  まずは、いろいろ、各地でされてる実践を、広く交流することだと考
  えます。
  昨日の例会では、本谷先生@堀川高校の北海道でのNPO法人の話を
  交流して頂きましたが、そこで、話を聞いて、北海道がこうしている
  んだなと、イメージが広がりました。
  広く、みんなで、手をつなぎ合いましょう!というのが、私の今回の
  発表の根底にある哲学です。
3.奥山登@MCR
  昨日、第86回例会が「がんこ京都駅店」で行われました
  16人もの参加があり、にぎやかな例会となりました
  相変わらず、いろんなところから、いろんな方が集まり
  いろんなお話を楽しく拝聴させていただきました
  この、雰囲気こそがEネットの大きな魅力でありパワーの源であろう
  と思います
4.小原文男@コイシ
  初めて参加しました。ありがとうございました。
 【発表中身】
  今までの教育(私の体験した机上型学と、受験型教育)の限界を感じ
  ている。新たな教育を真剣に考える時期を過ぎているのでは。
  教育は一人の先生で出来るものではない。
  受験の教育でなく、現実社会に役立つ教育として、
  団塊の世代の人たちの体験・経験と連携して、
  教育の課題、企業の課題、日本の課題・世界の課題を発信していくと、
  子供たちは、やりがいを見つけ出し、目的意識をもつのでは
 【感想】
  総会と例会、あわせて二回目の参加でした。
  1.教育に危機感を持った人たちの集まりと思っていますので、
    発表の場と懇親会の場は、私は分けた方がよいと思いました。
  2.サイエンスEネットの経営方針は、アマゾン型(顧客情報で伸びて
    いく)でやられているのかなと思いました。
    ML会員 約750名
    正会員  約 40名
  3.素晴らしい事だけの発表でなく、反省の発言があって次に進化して
    いくのでは。
  楽しい時間でした。ありがとうございました。
5.北田健一@コイシ
  昨日は大変お世話になりました。
  急遽弊社代表と共に例会に参加させて頂いたにも
  関わらず、皆様から気さくに声を掛けていただき本当に
  ありがとうございました。
  私なりの感想を以下に記したいと思います。
 【例会について】
  まず、先生方がこんなに熱心にいろんな事を話し合われて
  いる事に正直驚きました。
  私は今まであまり勉強してきたタイプではないので、社会人
  になっても今までの事を思い出すのに本当に苦労しました。
  ですが、実験した事や、面白かった事はよく覚えています。
  社会人になっても自分の体で学んだ事はよく覚えているもの
  で、また、それ以外の事にも応用が出来るように感じます。
  是非、今後も実験やインパクトを大事にして欲しいと思います。
  尚、私が今、お客様と接する時に大事にしている事は、、、、
  『感動で人は動き、知り合う事で人は変わる』です。
  今後とも先生方にはMYメッセージで教えていって欲しいと思います。
  昨日は大変ありがとうございました。 
 【山崎先生の質問について】
  人生のVSOP
   20代のバイタリティ   V
   30代のスペシャリスト S
   40代のオリジナリティ O
   50代のパーソナリティ P
  振り返りのかきくけこ
   か・・・感謝の気持ちを忘れていないか!
   き・・・気配りができているか!
   く・・・苦労しているか!
   け・・・謙虚であるか!
   こ・・・行動しているか!
  自己変革のさしすせそ
   さ・・・察知する力をつける!
   し・・・真剣に取り組む!
   す・・・素直な心で聴く
   せ・・・積極的に取り組む
   そ・・・即実行
  とある校長先生の話ですが、会社も全く同じだった事に驚きがありま
  した。以上です。今後とも宜しくお願い致します。
6.松林 昭@光華小学校
  8月26日の京都例会では、日本化学学会参加の後、16名の方にご
  参加いただき、誠にありがとうございました。
  食事をしながらの例会で、十分なお時間も取れませんでしたが、参加
  者の皆様方からは、日々献身的な生き方の様子を聞かせていただくこ
  とができ、有意義な例会を共有できましたこと、深く感謝致しており
  ます。このご縁をいかしまして、さらなるサイエンスEネットの発展と
  皆様方の益々のご活躍を願いまして、今後ともよろしくご尽力いただ
  きますようお願い致します。
7.林 壮一@立教新座中学校・高等学校
  初めて参加させていただきました。
  大変,勉強になりました。ありがとうございます。
  例会での発表(報告)の内容とプリントを添付します。
 【内容】
  カシオのハイスピードデジカメで,様々な運動を記録できる。
  ハイスピード撮影
  水道の蛇口から出る水が,表面張力で水滴になる様子動画 衝突球は,
  学生の反応が大きかった
  ストロボ写真
  噴水から出る水滴が,放物線を描く様子
  等速で動く自動車や自転車
  斜面を転がるボール
  ※手持ち撮影で,10分程度で撮影可能です。
  など
  様々な学校でも,授業で活用し始めているようです。
8.網倉聖子@海oming
 【手回し発電機の利用】
  新指導要領で手回し発電機が採用されたことについて、
  センター試験『手回し発電機』問題で学生ができなかったことを踏
  まえ、電池では得られない回す力を体験する実験工夫を発表いたし
  ました。
   ・抵抗の違う豆電球
   ・電圧の違う豆電球
   ・同じ条件で豆電球とLED電球
   ・電子メロデー、モーター、豆電球
  などいろんな条件を
   ・単独で
   ・並列で
   ・直列で
  電気回路を自由に結び、
   ・予想(どちらが強い力が必要か?どちらがつくか?など)
   ・実験
   ・結果整理
    ・・・・
  といろんな体験中心の実験をすることにより、抵抗、電流、電圧、
  直列、並列など計算で解いていた問題を体験で立証する提案をさせ
  ていただきました。
  たぶん大人でも全てを正解するのは難しいと思います。
 【実験教室と年報の連動】
  SEネットとして講師をお願いする実験教室があります。
  その内容をまとめて、誰でもが利用できる実験マニュアルを作成
  できればと提案いたしました。
   @実験を引き受けた講師は、プログラム詳細を年報に投稿する。
    ※プログラムの公開、自開発した講師にお願いする
   A年報に、プログラム一覧を掲載する。
   Bプログラムで必要な実験機材を理化学会社に販売をお願いする。
  年報を見ることで、またキットを購入することでどこでも同じよう
  な実験教室が実現できます(キットの利用は自由)。
  そして年報だけでは伝わらないこともあります。年報に投稿した講師
  は要望があれば現時に出向いて指導できるようなルートをつくれるこ
  とを希望します。
9.平賀章三@奈良教育大
  いつもとは少し違う参加者のリストを見て、8/23〜26の出張直後でし
  たが、是非にとの思いから出席させていただきました。
  林さん、小原さん、網倉さんの発表、本谷さんの自己紹介、また、北
  田さんの報告にありますが、「振り返りのかきくけこ」と「自己変革
  のさしすせそ」が印象的でした。
  山下さんの発表にも大いに興味を持っていたのですが、やむなくご欠
  席され、とても残念でした。またの機会のご発表を楽しみにしています。
10.本谷一@京都堀川高校
  初めての例会参加でしたが、大変楽しい刺激のある時間を過ごさせて
  いただきました。
  特に、コイシの小原さん、北田さんの教育観や会社でのコイシ塾の取
  組は大変興味深く、コイシ塾の様子を一度見てみたいという気持ちに
  なりました。
  また、立教新座中・高の林さんが紹介してくれたカシオのハイスピー
  ドカメラは、私も授業で使い始めていて、落体運動の定量測定に活用
  しようと考えているところでしたので、大変参考になりました。
  私は、北海道にいたころ、サイエンスボランティアのNPO法人を立ち
  上げて、学校や行政という枠組みを超えて、社会とつながりを持とう
  としてきました。縁あって、今春から京都に来ましたが、例会に参加
  して、Eネットの皆さんと京都の地でできることから取り組んでいきた
  いという思いを強くしました。また機会があれば、ぜひ例会に参加さ
  せていただきたいと思います。ありがとうございました。
11.藤原清@潟潟eン
  出席者全員に「サイエンスEネットとは,理念,活動,構成員」の
  資料を配布しました。
  また「環境NGOサイエンスEネット2000年度の活動」から
  「NPO法人サイエンスEネット2007年度の活動」と「科学実
  験教材教育研究年報 創刊号」の冊子を回覧で見ていただき,簡単
  な説明をさせていただきました。