「あんどんって おいしい?」 学級だより<アンダンテ>128 1999/01/13
社会科の時間,左のようなもの(1辺40cmほどの立方体。外側が木,内側に銅板をはってある)
を見せて、「これは,何につかったもの?」
何も知らずに答えられるものでもありません。でも、なかには、見たり聞いたりしたことのある
子もいるもので,「火ばち」ということばや、むかしの暖房器具だということまではなしは進ん
でいきました。
「部屋を暖める道具」という子がいました。確かに今は,「手」という部分を暖めるより、へや
全体を暖めるようになっているので、無理もないかもしれません。
火鉢の置いてある部屋は、やさしいあたたかさだった記憶があります。
中に入れる灰は「わら」でつくるんだよ、と教えてくれる子もありました。いろいろとお話し
ていただきありがとうございました。社会科ではもうしばらく「むかしのくらし」がつづきます。
時間の許す範囲で子どもたちの話に付き合ってあげてください。
むかしの道具、ということで「あんどん」ということばが登場しました。すると突然,表情の
変わった子がいました。
・・・・・・かつどん、てんどん、うなどん、おやこどん ・・・○○どん、とくれば、どんぶりの中に
ご飯を入れ,その上に何かのっている食べ物が思い浮かんだのです。
ご飯の上にあんこ。さて、どんな味を思い浮かべたのでしょうか。
でも、小豆を煮て、米がちょっと形を変えたものを入れれば、ぜんざい。あんこの材料の小豆と
米(もち)をいっよに蒸せば、赤飯。それよりも、米(もち、うるち)をおにぎり状にして、
あんこを外側につければ、そう、おはぎ、ぼたもち。
なんだ!「あんどん」は,食べたことがあるんだ!!!
もちろん「あんどん」は照明器具の行灯。